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2020年5月18日

緊急事態、範囲縮小へ


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動き出す建販需要 大手ゼネコンハウスメーカー次々と工事再開

政府は14日、新型コロナウィルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言を39県で解除することを決めた。大手・中堅ゼネコンやハウスメーカーなどでは、新型コロナの影響によって中断していた建設工事を5月の連休明けから順次再開しているが、それに弾みがつきそうだ。連鎖して電線業界でも、建設電販分野向け工事用汎用電線ケーブルなどの需要が、次第に盛り返すと見込んでいる。


トップインタビュー 沖エンジニアリング 橋本雅明社長

OKI電線とのコラボ 20FY車と産業売上15%増目指す EV充電ケーブル向け拡充

OKIエンジニアリングの橋本雅明社長は、20年度の同社試験サービスについて「ケーブル、コネクターの試験評価サービスを一層強化し、OKI電線とのコラボの対象範囲をロボットや宇宙分野まで拡大させる。評価項目の増加、コラボの深化で産業と車用の売上は、それぞれ前年度比15%増を目指す」とした上で、具体的なシナジー効果は「当社の強みである分析・良品・故障解析技術などOKI電線の屈曲、捻回/摺動屈曲試験設備を補完してEV用充電ケーブル、車用光ケーブル向け試験などの拡充を図る」と述べた。


住友電工 独から直流超高圧極性反転型CVケーブル600億円で受注

アンプリオン送電会社向け 52.5万V、300kmの長尺 20FY欧州向け1000億円見込む

住友電工は11日、ドイツ送電事業社Amprion(アンプリオン)から同国内を結ぶ約300kmの「極性反転対応52.5万V高圧直流長尺CV送電ケーブルシステム」を受注したと発表した。
受注総額は約600億円。同社は、他の欧州諸国向けプロジェクトを含め、20年度に欧州向け直流送電ケーブル事業で約1千億円規模の受注を見込む。ケーブル製造は、同社・大阪製作所が軸。


伊・プリズミアン 独の送電網300㎞受注

独の送電網300km受注 52.5万ボトル直流長尺CV地中線

伊・プリズミアンは11日、極性反転対応52万5千V直流長尺陸上CVケーブル300km分の案件を、ドイツの送電事業者アンプリオンから受注したと発表した。受注額は、5億ユーロ超(580億円以上、1ユーロ116円換算)。ケーブル敷設は23年に開始予定。
プリズミアンは、陸上・洋上の風力発電所が集中するドイツ北部ニーダーザクセン州エムデンから、ノルトラインヴェストファーレン州~オスターアト間(A-Nord計画)300km分の地中送電線の設計、製造、敷設を担う。同社は、「Pレーザーテクノロジー」で製造したケーブルを使用する。




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