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2020年4月6日

建販ブランド5⇒4


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昭和電線 古河電工 『SFCC』営業開始 シナジー発揮、利益重視

古河電工と昭和電線ホールディングスは、かねてから進めてきた共同出資による建販電線の販売会社「SFCC株式会社」(本社・神奈川県川崎市川崎区日進町1、黒須光明:社長)を設立し4月1日から、営業をスタートした。これによって国内年間出荷銅量の5割弱を占める建販電線大手ブランドが、従来の5ブランド(矢崎エナジーシステム、住電日立ケーブル、フジクラ・ダイヤケーブル、古河電工、昭和電線)から4ブランド(矢崎エナジーシステム、住電日立ケーブル、フジクラ・ダイヤケーブル、SWCC・FURUKAWAA)へ、統合再編された。


インタビュー新社長に聞く SFCC黒須光明社長

適昭和・古河 総合的なHV営業推進 シェアよりサービス充実

SFCCの黒須光明新社長は同社営業開始の前日3月31日、共同取材のなかで「当社は、市販と電設(ルート)で、市販に強い昭和電線CS社と、直販(電設)に強い古河エレコム、SDS3社の良さを生かし、総合的な営業展開を推進するハイブリッド営業を行う。価格競争でシェアを追うより、顧客サービス(等の充実・強化)で受注を増やし収益向上を図る」とした上で、昭和と古河のシナジーは「主に①両グループの特徴ある製品、②物流拠点集約による効率化、③ブランド統合で在庫・物流・切り分けの最適化、④高付加価値な差別化製品開発、の4点ある」と述べた。


トップインタビュー 伸興電線 尾﨑 勝社長

常に新市場・商流を開拓 耐火ケーブル 22sq以下生産

伸興電線の尾﨑勝社長は、18年12月にグループ会社となった日本カールコード工業について「同社は制御機器内の配線アセンブリに強みを持ち、大手家電メーカー向けの新しい商流や品目を獲得できたし、今後アセンブリまで含めた新たな提案が行えるようになった。ひとつの市場や商流に留まらず、常に新しい市場や販売経路の開拓が重要となる。電設市場進出もこの戦略上の一環」とした上で、20年春に開設する岐阜県多治見・中部物流センターに関し「中部ほか関東圏へのデリバリーの利便性を高める。今春から始める耐火ケーブルも、当面22sq以下を在庫に持つべく生産を続ける」と述べた。


伸興電線 中部物流センター新設

東日本へ翌朝着荷実現

伸興電線は7日、同社の基幹倉庫となる中部物流センター(岐阜県多治見市)を稼働させる予定。
同社は、これまで東日本(埼玉県草加市、東日本営業部も所在)、西日本(大阪府守口市)、九州(福岡圏糟屋郡)に物流センターを備えており、新設する物流センターは中部および関東圏へのデリバリーを強化する同社の戦略拠点となる。
同センターの投資金額は約4億円で、敷地面積は3千384m2、建屋面積は倉庫が1千347m2、事務厚生棟が416m2となる。在庫品目は同社製品の全製品となり、今春から取り扱いを始める耐火ケーブル(22sq以下)も新倉庫にストックされる予定。


住友電工、洋上風力用受注

電力海底ケーブル40km 商用日本では初案件

住友電工は3月30日、日本初となる大型商用洋上風力発電事業の実施に向けた「秋田港・能代港洋上風力発電施設建設工事」用途に、着床式洋上風力用交流33kV海底CVケーブル(合計)40kmを受注したことを明らかにした。受注額は明らかにしていない。
同工事は同社と鹿島建設が共同で請け負ったもの。今年2月から着工しており、22年12月に完工する予定。




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