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2020年3月23日・30日

CAT6A普及に追い風


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GIGA構想 19FY予算2318億円
学校一人PC1台の時代

国内LANケーブル市場で、GAT6A普及に追い風が吹きそうだ。文部科学省は19年12月、学校のICT環境を整備するGIGAスクール構想を打ち出し、19年度の補正予算2千318億円を計上。LANケーブルの標準仕様は10Gbpsで接続可能なCAT6A以上、としている。業界筋によると、需要は7月の夏休み頃から立ち上がる見込み。


光協会 19FY総出荷、12.8兆円(3.3%減)

5G投資で情通5.9%増

光産業技術振興協会がまとめた19年度光産業の動向調査によると、19年度光産業の出荷額は12兆8千469億円(前年度比3.3%減)とした。5G投資で情報通信分野は5.9%伸長し、幹線・メトロ系、加入者系ともに大幅増加の見込み。


電線メーカー工場訪問レビュー 住友電工大阪 導電製品工場

インド貨物線用トロリ線、超繁忙
受注量、全長3700km分 海外鉄道案件で最大規模

住友電工・大阪製作所(大阪市此花区島屋)内にある導電製品工場は、インド政府の貨物専用鉄道建設案件向けトロリ線(給電線)の製造で繁忙を極めている。受注量は、全長約3千700km(路線距離約1千500km分)で同社の海外鉄道案件として過去最大規模。18年12月から出荷を開始し、現在も新規の木製ドラムが数多く並ぶ。トロリ線が採用された決め手は、導電率82%以上と引張強さ420Mpaを達成し、トレードオフ関係にある双方の特性を両立させた技術力・開発力だった。


伊・MFL 独・エルンストコッホ買収

線材加工マシン分野補強

イタリアの鋼線・電線製造機械メーカー・マリオフリジェリオ(MFL)は2月1日、独・ワイヤフォーミングマシンメーカーのエルンストコッホの知的財産権と既存在庫を取得したと発表した。これにともない、MFLはドイツに新会社コッホマシナリー&テクノロジー(以下KOCH)を設立、MFL代表取締役副社長のルチア・フリジェリオ氏とKOCHのヨハン・コッホ氏が新会社の社長に就く。
フリジェオ新社長は「今回の買収を通じて、MFLは『世界最高水準の欧州技術』を提供することが可能となった。世界中のサービスニーズに迅速に対応し、オリジナルの予備品を在庫するようになる。また、MFLグループとして世界的なプレゼンスを強化し、補強用鋼線と冷間圧造鋼線を加えたワイヤー&ロープ部門の製品ポートフォリオを拡充させた」と語っている。


昭和電線ホールディングス 複線型人事制度を導入

役割と能力から複合評価

昭和電線は25日、新しい「複線型人事制度」を4月1日付けで導入すると発表した。」現在の年功的な縛りがある資格等級制度を廃止。評価基準の異なる3コースで「役割」と「能力」から複合評価し、処遇(給与)を決める仕組みを整える。
同社は、「従来の当社人事制度は年功序列的な制度が強く、下方硬直的な制度となっていた。このため役割と資格等級および報酬の不一致が生じやすく、モチベーションの低下や優秀な人材の流出リスクの懸念などの問題を抱えていた。」この改革で中堅・若手がチャレンジする機会を増やし、活力と競争力ある組織を目指す」とした。




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