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2019年5月27日

電線4社、19FY予想低調


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バラツキも米中摩擦響く
先行投資増加 建販好調、銅価低め

電線メーカー大手4社の19FY連結業績予想が出揃った。全社黒字も、減益が多く低調となった。営業損益ベースで増収増益は住友電工1社で、それも微増に留まった。米中貿易摩擦の向かい風の中、先行投資し攻めの戦略を貫く企業が多い。一方、建販市場が活況ながら銅価を低く設定し、慎重な見通しになった。


トップインタビュー 沖電線 小林一成社長

ラオス合弁 18年度から電線製造 アウトアウトを検討

沖電線の小林一成社長は、「18年度の連結業績は、売上高120億円強(前年度比5%減)、常業利益5億円弱(前年度比半減)で減収減益となった。下期から風向きが大きく変化した」としたうえで、海外展開について「販売子会社である『日沖電線(常熟)』は、連結売上高の4%を占めるまでに成長。欧米は電極線が中心だが、主力の電線・ケーブルでもマーケティングと販売代理店や顧客の開拓を進めている。一昨年設立したラオスの合弁会社は、設備の立ち上げが完了し、昨年度より電線の製造を開始した。現在は、日本向けのアウトインだが、将来的にはアウトアウトも考えたい」と述べた。


ズンバッハ・プレヒーター&ルーネ・非接触温度計
高精度『絶縁押出し』を自動 温度制御

高品質、コスト削減
10~300℃、Φ0.32mm~4.11mm対応

ユニテック・ジャパンは、電線の絶縁押出し工程向けにスイス・ズンバッハ社製「誘導加熱プレヒーターWST TEMPMASTERシリーズ」とドイツ・ルーネ社製「非接触温度計」の本格展開を開始した。両機種をセットで連動させることによって、絶緑工程の温度制御及び管理の自動化に貢献し、各種電線ケーブルの高精度・高品質とコスト削減や省人化も実現して、電線メーカーの生産エンジニアから注目されそうだ。(ズンバッハ、ルーネ社とも国内総代理店はユニテック・ジャパン)


18FY通期業績 中堅電線7社 企業により温度差も鈍化

建販好調、車と医療堅調も 価格競争や配送費UP響く

中堅電線7社の18年度連結決算(一部2月期など)は、バラツキが生じた。営業損益で「増収増益」2社、「売上高横バイ増益」1社、「増収損失」1社、「増収減益」1社、「減収減益」は2社になった。各社得意分野が異なるが、売上では建販や医療向けなどが健闘。ただ、価格競争や原材料・配送費の上昇、米中摩擦などが営業利益を圧迫し、厳しい内容になった。


平河HT 隅田和夫(取)会長が旭日小綬章を受章

令和元年『春の叙勲』で、平河ヒューテック取締役会長の隅田和夫氏(70歳)が、旭日小綬章を受章した。
【略歴】隅田和夫(すみた かずお)氏=1949(昭和24)年1月2日生まれ、70歳。1971(昭和46)年3月に平河電線(現・平河ヒューテック)に入社し、84年5月から取締役となり、86年5月に常務取締役、90年6月専務取締役、90年10月平河ヒューテック専務取締役(平河電線から社名変更)、93年10月には代表取締役社長に就任し、12年6月から会長、2014年より取締役会長へ就き、現在に至る。




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