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2019年5月13日

建販用も動き、進むアルミ化


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A1H増産 住友電工と古河
古河電工グループ 低圧アルミ電線を本始動

電線のアルミ化が動き出した。車用アルミワイヤーハーネス(A1WH)に加え、需要量が最も多い建販分野向けでも動き出した。クルマ向けアルミ電線は、自動車用WH世界シェア1、2番手の矢崎総業、住友電工の他に古河電工やフジクラも手掛けており、住友と古河は海外で増産に乗り出した。建販用途は、古河電工グループ(古河電工産業電線、古河エレコムなど)が、低圧アルミ導体CVケーブル等を品揃えし、今年度から本格展開を図る。


トップインタビュー 古河エレコム 福地光社長

建販 量より適正利益を重視 管路材など 非電線に傾注し、収益改善

古河エレコムの福地光社長は「電線事業は昨年中盤から、量を追わずに適正利益の重視へ戦略転換した。今後も、これを貫き黒字を目指す。電線の切断や端末加工、小口配送は有償で展開している。配送費分の値上げは末達で根気強く交渉を進める。また、低圧アルミ導体CVケーブルに注力し、19FYから本格展開する」としたうえで「比較的収益性が高い非電線事業にも一層力を注ぎ、安定した利益が計上できるよう体質改善を図る。自動車や電機・FA市場等で継続的に成長する基盤を構築したい。具体的には管路製品と自動車向け高耐熱機器用電線等に傾注する」と述べた。その結果、電線と非電線事業の売上高割合は18FYから5対5になった、という。


機械メーカートップに聞く 英・プロトン ラティマー社長

電線計測器 現場に添う開発 小型化・高速化を追求

電線製造ライン用測定機器メーカーの英・プロトン(Proton、代理店は東邦インターナショナル)のグラント・ラティマー社長は、「当社には電線製造工程を熟知した技術者が多く、きめ細かいユーザー対応が行える。当社製の速度・長さ計測器は電線に非接触であるため、スリップロスを0.03%以内に収める。毎秒2万5千回の測定頻度で正確に測定できる」と述べたうえで、「小型化・高速化とソフトウェアの性能向上を追求しており、電線向けに新製品『非接触の分光放射温度計』を開発している。今後も、製造現場に寄り添った製品開発を進めたい」と述べた。


18FY電線出荷推定 総計69.8万t(1.7%増)、2年続伸

建販と自動車が牽引 電設向け本格的に動く

電線工業会は、18年度の主要7部門別電線出荷(18年4月~19年2月分実績、3月分推定)をまとめた。これによれば、18年度銅電線出荷量推定は、内需が67万6千373トン(前年度比1.5% 増)、輸出が2万1千914トン(同5.8%増)となり、総計は69万8千287トン(同1.7%増)と2年連続で伸長する模様。直近では15年度実績の69万9千171万トンに次ぐ。


泉州電業 ベトナムに新会社設立

FA・ロボット電線を在庫販売

泉州電業は4月26日、ベトナム・ハノイ市にFA・ロボットケーブルの在庫販売を行う完全子社を設立すると発表した。同社によると、現地に倉庫を構え、延床面積など規模は業務をスタートする今年11月までに決めるという。
現地法人の名称は、「SENSHU ELECTRIC VIETNAM」。泉州電業は、4月26日の取締役会で設立を決めた。19年9月に設立し、同年11月にFA・ロボットケーブルなどの在庫販売事業を開始する見込み。




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