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2019年4月1日・8日

トップインタビュー 因幡電機産業 守谷承弘社長


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自社製品事業に注力
東西の合計目標 来場者3.7万人(5%増)
売上高より集客へ、ロボット事業も促進

因幡電機産業の守谷承弘社長は、自社展示会「ジャンボびっくり見本市」を目前にし「大阪と東京の合計で専門メーカー462社、1千276小間が出展して売上高177億円、来場者数3.68万人超(前年比5%増)を見込む。目標は売上高より来場者数に置き、様々な産業の施主やそれに近い方々に同見本市をPRし、取引先を増やす。さらに情報交換や商品の企画化等にも繋げたい」とした上で、商品企画の成功例として協業ロボット・システム事業を掲げて「同事業で19年度は売上高(前年度比)3割増が目標」と語った。また、自社製品事業にも傾注し、19年度の同売上高600億円(同5%増)を目指す、とした。一方、守谷社長は電線需要にふれ「電線によって品薄リスクも抱え、特にVCT-F(ビニルキャブタイヤコード)がショートしている」と述べた。


電線メーカー工場訪問レビュー 石川電気

伸線と撚線、2度増産し設備を新設
細線・導体 稼働率80%、月産能力12~20t弱 Φ0.08、0.12mm2多芯撚り

石川電気(埼玉県秩父市上宮地町、石川浩:社長)は、細線・導体の伸線及び撚線事業を展開し、新設したばかりの製造ライン等は軒並み高操業で推移している。全て裸銅線。電線工場は平均稼働率が約80%、生産品種の段取り替えなどを差し引けば、かなりの水準で動いている。「ただ、生産能力を100%生かすには至らず余力を残す。敷地・工場スペースにもやや余地があり、ニーズに応じ増産態勢を組める」(石川浩社長)と前向き意欲的だ。


電線工業会需要見通し

19FY連続70万t超え(0.9%増) 電力5%増、建販34万tで1.6%増

電線工業会は、18年度の電線需要見込みと19年度の電線需要見通しをまとめた。これによれば19年度の銅電線出荷量は、内需68万7千トン(18年度見込み比1.2%増)、輸出2万トン(同9.1%減)で、総計70万7千トン(同0.9%増)と2年連続で70万トンを上回る見通し。18年度銅電線出荷量は、内需が67万9千トン(17年度実績比1.9%増)、輸出が2.2万トン(同6.3%増)となり、総計は70万9千トン(同2.0%増)と14年度以来4年ぶりに70万トンを越える模様。昨年晩秋から東京五輪や首都圏再開発で建販需要が牽引し、自動車も貢献した。


電工会 600万kmC台、18~19FYとも減速

国内光ケーブル需要予測

電線工業会がまとめた国内光ケーブルの需要通しによれば、18年度は前年度比5.7%減の622万7千kmC、19年度は前年度見込み比3.6%減の600万kmCとなり、国内での光ケーブ需要は漸減傾向が続くと予測した。また、NTTなど通信事業者らの投資動向によっては、19年度は600万kmCを割り込む可能性も潜む。
部門別では、主力の公衆通信部門は、NTT他キャリアの国内光ネットワーク設備投資の効率化やコスト削減で、13年度以降の減少傾向が継続すると見込んだ。従って、18年度も前年度比1.6%減の336.4万kmC、19年度もその傾向は変わらないと分析し、前年度見込み比4.9%減の320万kmCと予測した。


フジクラ 透明電極フィルム 幅2μmの超極細銀配線

フジクラは、独自の新印刷法による幅2μmの超極細銀配線の透明電極フィルムを開発し、19年3月から順次試作対応を開始すると発表した。
近年、スマートフォンや車載ナビゲーションなどのタッチパネルには酸化インジウムすず(ITO)を使用した透明電極フィルムが広く用いられているが、パネルサイズの拡大に伴い、より低抵抗で高透明な電極材料が求められている。
そこで同社は、 独自の新印刷法により、幅2μmの超極細銀配線の形成を可能とし、樹脂フィルム上へ配線をメッシュ状に形成した透明電極フィルムを開発した。配線を2μmまで細くすると人の目には見えなくなる。
同製品は、低抵抗で可とう性に優れ、PET基材で問題となる偏光サングラス使用時の虹ムラも生じない。フィルム加工サイズは460×460mmまで対応し、電極層を積層する場合も+-5μmの高精度で位置合わせできる。




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