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2019年1月7日

トップインタビュー 日本電線工業会 小林敬一社長


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ガイドラインの周知啓発

電線工業会の小林敬一・会長(古河電工社長)は、新年に向けた共同取材で「銅電線は18年後半~20年前半が五輪関連需要のピークになる見込み。また、コネクテッドカーや自動運転の進展次第では、自動車や電装品の電線市場が拡大し、大手~中堅・中小電線メーカーまで受注量は伸びるだろう」とした。この情勢下、「当会では、商慣習の改善をはじめ4つの重点活動テーマの取り組みについて一段とレベルアップを図りたい。昨年10月には、共有できる『取引基本契約書事例案』を策定し、会員へ発信した。顧客と契約条件を明確化できていないのが問題で、取引条件を明文化する際の一助となればと思う。また、第4回フォローアップアンケートを実施している。その上で取引適正化ガイドラインの周知啓発を強化する。このための研修会も続けていく 」と述べた。また、「電線の日 」については、19年には電線共通のロゴ・コピーを会員関係者から募集し、業界共通のコンテンツを創る意向を示した。


「増収増益」45%(24ポイント増)、
「減収減益」6%(20ポイント減)と上向く

FA・ロボット電線メーカーが健闘 細線や医療、車用も好調へ

帝国データバンク全国非上場電線メーカー114社の最新業績動向(決算期18年3月期など)によると、増収は全体の79.8% (91社)を占め前年(対象113社)に比べ51.5ポイント増え、減収は18.4%(21社)で前年比52.4ポイント減となった。増益は53.5%(61社)で同2.2ポイント増え、減益は30.7%(35社)で同2.0ポイント減少し、収益性はやや改善した。中堅電線メーカーの経営内容は、銅価高や、自動車とFA・ロボットや医療向け電線ケーブル、細線メーカー等が伸長し、増収増益が増えた。次年度はFA関係は踊り場も、建販メーカーは健闘する見通し。


インタビュー新社長に聞く SDS 不二木 哲社長

安定的な成長が主眼 電線・非電線 売上比率 22FYに5割目指す

昨年4月に就任したSDSの不二木哲・新社長は「17年度は売上高が約290億円(前年度比13.3%増)、当期利益が前年度比約2倍で増収増益となった。売上比率は電線65対非電線35だ」としたうえで、中長期の事業戦略について「安定的な成長が第1の主眼。電線事業で確固たる採算基盤を築き、成長分野の非電線事業で各拠点の特長や個性等も活かしながら伸ばす。年間の売上比率を中計・最終の22年度までには電線、非電線とも5割ずつにしたい。電線事業は、トンネル用同軸や分岐ケーブル等を積極的に進める。加えて、ホームドア用ケーブルの売上も伸ばしたい」と述べた。


18年1~10月累計財務省税関別輸出
光ファイバは史上最高ペース

アジア、中東、欧州 下支え 光ケーブル 北米向け等が鈍化

財務省がまとめた18年1~10月累計の税関別/国別輸出統計によると、昨年とは対照的に、光ケーブルは691万6千107kg(前年同期比37.5%減)と一服状態だが、光ファイバは195万9千106kg(同2.3%増)と伸長した。特に、光ファイバでは全体の64%を占める成田支署がアジア、中東、欧州向け等で伸ばし同6%増と好調なほか、東京本関や中部支署が同63%増と大きく伸長したのが目立つ。光ケーブルは、木更津出張所からのカナダ向けが大幅に減少したが、全体の66%を占める北九州・戸畑支署(同54.4%増)が大きく伸ばしたのが際立った。


電線工業会調べ主要7部門出荷
10月の総計6.44万t(2.8%増)、4年振り水準

建販3.16万t(6.7%増)4年振り 五輪、再開発向け本始動

電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数童の10月分実績及び11月分推定によれば、10月分実績は、総計6万4千409トンで前年同月比2.8%増加し、再び前年を上回った。この数値は14年の10月以来4年振りの高アベレージ。主力の建販が3万1千600万トンと14年10月以来の高い数値になり、ようやく電設ルートを軸に動き出したうえ、自動車やその他内需も好調だった。建販と総計は連動しており、18年4月以降、同9月を除けば傾向的には上向き調子にある。
光ファイバ・ケーブルを含む光製品は、総計478万4千760kmCで同15.0%増と好調を維持した。輸出、内需とも増加して、過去最高を記録した。また、18年1~10月累計も4千85万1千kmCで、前年同期比3.4%増と前年に引き続き史上最高記録を塗り替えた。年度合計では14年度以来、毎年史上最高を更新している。この調子を継続すると18年度も史上最高になり、4年間連続で新記録を達成する見通しになってきた。




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