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2018年11月19日

大手電線4社 18FY通期予想 得意分野の温度差でバラツキ


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光ファイバケーブル、北米市場の影響も
住友電工 売上高、営業利益が史上最高

大手電線メーカー4社の18年度通期連結業績予想は、各社の得意事業の温度差や市場環境の変化などによってバラツキが発生した。また、光ファイバ・ケーブル事業では北米需要の回復の遅れなどの影響も受けている。そうした結果、増収増益は住友電工、増収減益が古河電工と昭和電線ホールディングスの2社、減収減益はフジクラとなった。なかでも住友電工が史上最高の売上高と営業利益を見込んでいるのが目立った。営業利益ベースで各社の予想内容や一部今後の取り組みをみていく。


トップインタビュー 沖電線 小林一成社長

ラオスに合弁を設立 機器用WHアジアで拡販へ

沖電線の小林一成社長は「18年度上期連結業績は、売上高は63億円で前年並みとなった。営業利益は、積極的な設備投資にともなう原価償却費負担増の影響などによって、40%ほど減益となったが、当初目標は上回った。電線事業は自動車など大型の製造設備投資が減少し、FA・ロボットメーカーが減産したためだ」と述べたうえで、海外展開について「当社は昨年、電線製造から機器用ワイヤーハーネス加工を行う合弁会社をラオスに設立した。現在立ち上げの真っ最中だが、将来的にはアジアのローカルメーカーへ電線を直接販売する態勢を構築したい」と述べた。


建販動き電装用電線が堅調も、温度差

銅価高、運賃UPなど響く 増収増益は平河HTのみ

中堅電線メーカー7社の上期連結業績(一部は12月期決算で3Q累計、2月期決算)が出揃った。工事用汎用電線や電装化の進むカーエレクトロニクス市場は引き続き堅調だったが、FA・ロボット電線ケーブルはやや減速し、幾分明暗が分かれた。各社の得意製品の違いや銅価高、物流費アップ、人件費上昇にともなう値戻しの進捗動向などが影響した。増収増益は平河ヒューテック1社のみに留まり、やや厳しい内容になった。また、カレナ電気の売上高営業利益率が12%強と高いのが目立った。


FDC 活線測定装置を上市

トヨタと共同開発へ

フジクラ・ダイヤケーブル(FDC)は、小型軽量・高精度の「活線シース絶緑不良点測定装置LILIA(リリア)-150T」を、トヨタ自動車と共同開発(特許出願中)し、上市を開始した。
この装置は、本体「LILIA-150T」と入力切替部「LILIA-151T」で構成されており、高圧電カケーブルなどの活線、停止に関係なく、任意のタイミングでシース絶縁不良点を特定する。活線診断と事故点測定に高い技術を持つFDCが、装置の設計•製作を担当。トヨタは同装置の性能評価と実証試験を担った。トヨタでは同装置で、すでに多数の不良点測定を実施。保全効率の向上を実現し工場の安定操業に活用している。


きんでん、技能五輪

2大会連続の金 世界への切符を獲得

きんでんは第56回技能五輪全国大会の情毅ネットワーク施工職種において2大会連続、6回目の金賞を受賞したと発表した。これにより、19年8月にロシア・カザンで開催予定の第45回技能五輪国際大会への出場権を獲得した。同社は全社を挙げて国際大会での世界一を目指す。
この大会は11月2~5日にかけて沖縄県で開催された。同社から電工職種8人、情報ネットワーク施工職種5人が出場し、情報ネットワーク施工職種で金賞に輝いた。情親ネットワーク施工職種では銅賞1人、敢闘賞2人が入賞。電工職種は銀賞2人、銅賞1人、敢闘賞1人が入賞した。




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