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2018年10月29日

建販電線 一部で品薄


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台風など問題解決も余波 運送費高で値上げ必要

東京五輪や首都圏再開発、鉄道案件等の建販電線の需要は動き出したものの、まだスムーズに流れていない一面もある。中には、やや品薄になっている品種も散見される。ここ1、2カ月に上陸した台風の影響や石化材料の問題は解消されたが、その余波による。鉄道事故で、電車のダイヤ乱れが、通常に戻るまで時間がかかるのと似ている。


トップインタビュー ヒエン電工 山鳥剛裕社長

舶用線 増収ながら厳しい利益
高機能製品 売上割合増加に注力

ヒエン電工の山鳥剛裕社長は「18FY通期見通しは、売上高56億円(前年度比5.0%増)、経常利益1.2億円(同横バイ)で銅価高と舶用線の受注が増え増収も、価格競争が厳しく楽観できない」とした上で「事業部門の売上比率を出来るだけ早期に、船舶用線(現状8割)を6割にし、収益が高い高機能製品(同2割を)4割に引き上げたい」とした。高機能製品類では「4K、8Kテレビ放送向け光化用『らせん状支持具スーパーハンガー』等が好調。さらに船舶用コネクタの開発などにも注力している。また、太物舶用線向けに大型集合機1ラインを新設する設偏投資等を行う」意向を示した。


塩ビコンパウンド 今週にも値上げか?

引き上げ幅 kg21~23円 塩ビ、可塑剤が全て高騰

早ければ今週中にも、塩ビコンパウンドが値上がりしそうだ。価格引き上げ幅/kgは、21円~23円になる模様。背景には塩ビコンパウンド原料の塩ビ樹脂/kgが16円程度、可塑剤では同約32円、それぞれ高騰した他、物流費やユーティリティコストがアップした点にある。塩ビ系コンパウンドメーカーと、塩ビコンパウンドを自社で製造している自家練り電線メーカーとも、材料高の環境は同じで、いずれにしてもコスト面で厳しい環境にあることでは、変わらない。


全電連 アンケート

課題、粗利の確保88% 切断配送費 依然厳しい

全日本電線販売業者連合会(全電連)は8月に業況調査アンケート(複数回答)を実施した。これにより、配送費や配送切断、新品偏重年号問題などが依然として残っている現状が浮き彫りとなった。
流通が抱える問題で最も多いのは前年に引き続き薄利多売と低収益だった。「粗利の確保」87.8%、「価格低下」67%が過半数を超えた。続いて「過剰サービス 」39.0%、「リベート、協賛金」25.6%、「販直費増大」19.5%、「銅建値」19.5%、「需要減退」18.3%、「与信悪化」2.4%、「その他」2.4%、「取引条件の悪化 」1.2%となり、需要減退リスクが後退したが、おおむね昨年と同様の傾固を示した。ただ、値上がりした配送コスト分の価格転嫁ができないとした意見が増えた。また、一部では理解は進んでも値上げができないケースもあるようだ。ヤマト運輸や佐川急便が配送費の値上げを表明しており、社会的に認められている環境下、物流費と切断配送費の値戻しが急務となっている。


協和エクシオ グループ経営統合セレモニー開催

さらなるシナジー創出

協和エクシオは19日、「エクシオグループ経営統合セレモニー」を東京・渋谷の「セルリアンタワー東急ホテル」で開催した。同社関係者および、1日付で経営統合を行ったシーキューブ、西部電気工業、日本電通の関係者、総勢約170人が出席した。
今回のセレモニーは、全社一体となってグループシナジーを創出するための契機として開催されたもの。エクシオグループは、「技術力を培う」「豊かさを求める」「社会に貢献する」というグループ理念を掲げ、社会の持続的成長に寄与してきたが、今回の3社の経常統合においても、それぞれの会社の強みを活かしながらシナジーを創出し、さらなる事業の拡大を図っていくという。
セレモニーでは、協和エクシオの小園文典社長をはじめとする各社社長の挨拶、各社のこれまでの歩みについての紹介などを実施し、その後は同じ協和エクシオグループの一員として、 交流を図った。




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