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2018年10月1日

建販電線、大きく動く


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台風21号の水害、復旧 ピークに向け生産態勢が整う

建販電線の需要がやや大きく動き出した。背景には、東京五輸や首都圏再開発、鉄道案件等、電線回りの工事の本始動がある。荷動きは電設を軸に市販ルートまで上向き、エコ電線も流れだした。1カ月ほど前には、台風21号による影響と電線被覆用ポリエチレン調達で問題があったが、それも解消。あとは19年度上期に向けた需要のピークを待つばかりとなった。


国内光ケーブル需要18年度改定見通し
総計622万kmC(5.8%減)

グローバル 史上最高記録更新が続く
海外含む17FY合計4798万kmC

電線工業会がまとめた18年度国内光ケーブル需要の改訂見通しによると、総計は622万kmC(前年度比5.8%減、当初比十_ゼロ)となった。国内は減少傾向にあるものの、海外は好調に推移している。輸出を含む17年度の合計は、4千798万8千kmC(同1.8%増)で過去最高値を記録した。さらに現地生産分を合わせると倍近くある見込み。オーバー・ザ・トップのデータセンター投資や5G需要が伸長を支えている。


トップインタビュー 金子コード 金子智樹社長

18FY上期営業利益 連続し好調(7%増、益率16%)
自動車用電線ケーブルへ新参入

金子コードの金子智樹社長は「18年度上期業績見通しは、売上高24.8億円(前年同期比約12%増)、営業利益約4億円(同約7%増)、売上高業利益率は16%(同0.8ポイント減)で増収増益を見込む。中国も増収増益だ。現地では電線、メディカルは需要に供給が追い付かず、今秋中にもメディカルの生産能力を約3割増強する。さらに、電線は自動車分野へ新参入を図る」とした上で「中国・蘇州工場は19年を目処に敷地面積を現行比約2.4倍に拡張する。また、国内・浜松工場の敷地内に、メディカル工場の新棟を建設し、床面積を2倍に拡大させる」と述べた。


電線メーカー工場訪問レビュー 木島電線・板倉工場

横巻導体に傾注 8月分生産量 医療等で20%増

木島通信電線の板倉工場では、横巻導体製造の繁忙が続く。同導体のケーブル月産能力は、500km。8月分の生産量は前年同月比で20%伸びた。医療機器関連、カールコードなどで引き合いが増えており、導体横巻き機の設備増強を計画中だ。18年度売上目標は3千万円以上(前年度対比倍増)とした。営業面では、横巻導体を用いた医療機器用ケーブルやロボットケーブル「KCROBO」の拡販に努めるその一方で、製造については、機械のメンテナンスや素材の切削加工部門の活用などで改善活動を績み上げ、生産性は17年度対比で2倍増を目詣す。


C・カオ博士、死去 光ファイバーで、ノーベル賞

海外メディアによると、ノーベル物理学賞を受賞したチャールズ・カオ氏が23日、死去された。 享年84歳。
カオ博士は、1960年代に光ファイバ信号の長距離伝送の手法を研究した。石英を用いて、それまで20m程度だった伝送距離を一挙に100km以上に延ばせると推計し、純度の高い石英ファイバの製造方法も開発。光ファイバの実用化に貢献した実績により、09年のノーベル物理学賞を受賞した。同氏の技術をベースに住友電工、古河電工、フジクラはNTT(旧・電電公社)とともにさらに研究を進め、FTTH、光海底ケーブルなどで光ファイバを実用化。現在、この技術は世界に普及し、インターネット、携帯電話、IoTなどの情報社会を支えている。




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