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2018年9月10日

ようやく動く建販需要


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運賃等の値戻しを促進 ピークは18FY下~19FY上期

建販電線の市場に、ようやく立ち上がる兆しが出てきた。東京五輪絡みや一部再開発向けなどであり、工事用汎用電線の荷動きは、電設を軸に市販ルートまで上向く。連動しエコ電線の出荷も流れだした。 一連の東京五輸などの需要ピークは18YF下期~19YF上期になる見通し。ただ、当初、期待した活況や本格需要には、ほど遠い模様。反面、20年の五輪後の需要も、大幅な反動減は発生しない見込み。そうした中、業界各社は事業存続に向け、運賃や切断加工費など実費上昇分の値戻しに動き出した。


話題の顔 東日本電線工業協同組合 髙安晋一理事長

人との繋がりを大切に 自由濶達、本音で協議

グローバル化の時代、東協組や西協組の組合員の中には海外進出している企業も少なくない。
「(海外では進出先の国の経済環境、政治的リスク、ビジネスシステムやユーザーニーズなどが異なるほか、それが目まぐるしく変化することもあり)日本電線工業会や西日本電線工業協同組合や販売業者会などと、海外市場における情親交換を一層密にしながら、組合員への有用な海外情報の発信を促進したい」
一方、日本の電線メーカーの強みは、製品の品質・特性・性能や信頼性が高く、オリジナリティを持っており、同時にその維持に努めていることが指摘される。
例えば中堅・中小電線メーカーが手掛けるケースでは、FA・ロボット電線ケーブルなど細物等の特殊電線ケーブル等がある。この電線製造の高い技術力が、生き残り策の一つになっているといえる。
こうした中、「電線ケーブル製造設備・マシンの新設や更新の際にも組合員にとって、より幅を持たせた有益な情報を提供できればと思う。特に、個々の企業だけでは難しく、組合でしか出来ないことなどで、少しでも役に立っていきたいと考える 」
また、東協組の基本精神『組合員の絆強化と相互扶助』に則って、「種々の機会を通じて組合員が、今まで以上、自由濶達に意見交換ができるようにしたい。各社の要望をよく伺って丁寧に意思疎通を図りたい。同時に組合の事業展開や運営にしても、本音で話せる間柄になるような人と人の繋がりが、とりわけ大事といえる 」


トップインタビュー 古河電工産業電線 松本康一郎社長

18FY売上高見通し 312億円(5%増) ワン古河でアルミ電線拡販

古河電工産業電線の松本康一郎社長は「18年度通期業績見通しは、売上高312億円(17年度実績比5.1%増)営業利益(同50%増)に設定した。出荷銅量は2万2千500トン(同0.5%減)で微減となる一方、アルミの出荷量が増加する見込み」とした上で、注力製品は「18年度を『アルミ元年』とし、建販市場向け『らくらくケーブルシステム』の拡販に努める。開発は古河電工、同パワーシステムズと協力。販売は古河エレコムだが、拡販にはワンフルカワ態勢で取り組む。その関連製品等の新製品開発を基盤に、古河エレコム、古河産業と協力しながら、当社の営業強化も行う 」と述べた。


大電、製造拠点を新設 FA・ロボットケーブル6割増産

床面積 1万3千m2まで拡大

大電は8月31日、佐賀事業所の地元の佐賀県三養基郡みやき町と生産工場の進出協定を締結した。FA・ロボットケーブル業界の繁忙に対応し、生産能力を増強する。
同社は子会社である大電産業とともに、みやき町大字原古賀の中原工業団地に新工場を新設する。新工場はFA・ロボットケーブルの製造及び加工を行う。今回購入した敷地面積は、3万9千168m2。建屋は鉄骨造りの一部2階建てで、建設工期は19年1月から19年12月。この後、順次設備を導入し、20年6月に操業を開始する。操業開始時は床面積5千m2。 第2期で25年までに2階の部分を含め1万3千m2に拡大する。総工費は、設備を含め第1期32億円、第2期37億円とした。この工場の新設により、同社のF Aロボットケーブルの生産能力は1.6倍に拡大する見込み 現行の製造設備はほぼフル操業で、顧客側で進む生産設備の拡大に対応する。製造設備は上峰工場から一部移管するとともに、順次新設していくとした。 従業員数は25人で、最終的に70人まで増員する見込み。同社は既に1969年から佐賀事業所を構えている。


日本ニーホフ Wツイストバンチャー、超音波肉厚計測で高率化

線速300m、6500回転 余分な目付不要、BLM製

日本ニーホフが手掛けるNMC製「630mm用高速ダブルツイストバンチャーD631.5+ペイオフARH630」と、深瀬商事が販売する米・ベータレーザマイク(BLM)製「超音波式肉厚計測器ウルトラスキャン」の引き合いが好調だ。特に国内電線メーカーの製造エンジニアから、好評を博している。しかし、バンチャーと測定器では、電線ケーブル製造ラインでの役割や機能も違えば、設置するポイントも丸っきり達う。一方、高品質で高生産性に寄与することでは、双方に共通した。




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