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2018年5月28日

電線メーカー大手4社18FY通期連結予想
全て増収も利益で2社ずつ明暗


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減益は先行投資など響く
住友電工 実質、全事業で増益

大手電線メーカー4社の18年度通期連結業績予想が出揃った。全社が増収も利益は、2社ずつ明暗が分かれそう。ただ、全体的には前向きな投資が多い。営業利益面でフジクラは情通、FPCが健闘し車WHも改善。住友電工は先行投資で自動車が微減益も実質は全事業で増益。古河電工は成長に向けた投資で前向きな減益。昭和電線は投資増と電線線材の減益が響きそうだ。


18FY通期連結予想中堅電機メーカー

7社中5社が増収増益
下期の再開発案件に期待 省力化用設備投資も堅調

中堅電線メーカー7社の18年度通期業績見通しが出揃った。営業利益ベースで増収増益5社、増収減益1社、減収減益1社となり、ややバラつくも、総じて業績が上向くとした。
中堅電線メーカー7社の18年度業績見通しは、ややバラツキがみられるものの、押しなべて上向きそうだ。18年度の上昇要因は、電装化による自動車需要の伸長や首都圏再開発案件、東京五輪需要の発生、通信トラフィック量の増加、FA・ロボット市場の繁忙などを見込むメーカーが多かった。とりわけ平河ヒューテックは、通信トラフィック量の増加に対し、車載用ケーブルや医療用特殊チューブなど各部門の専門性を高める戦略をとり、営業利益で20%の大幅な増益を見込む。
一方で、減少要因は、スマホ需要の鈍化や、中国・東南アジアの人件費の高騰、価格競争の激化などがみられた。


トップインタビュー OCC 都丸悦孝社長

中期目標 売上高200億円(17FY比37%増) 高付加価値な製品を強化

OCCの都丸悦孝社長は「18年度業績目標は、17年度並みで売上高150億円、営業利益10億円に設定した。光海底ケーブル事業は、昨年8月から18年8月までは月産平均700~800km体制が継続する見込み。しかし、再び翌月の9月から19年度上期までは月産2千kmの体制で繁忙になる予定でいる」と述べたうえで、「中期的には売上高200億円、売上高営業利益率10%を確保したい。地球上の何処にでも光ケーブルを引けるようにしていきたい。高付加価値なM-PACケーブルと光海底ケーブルの競争力強化、資源観測ケーブルに力を注ぐ」と述べた。


昭和電線 新社長に長谷川取締役

中島・現社長は相談役

昭和電線は23日、長谷川隆代取締役が、代表取締役・取締役社長へ昇格する内定人事を発表した。同氏は、6月26日に開催される株主総会及び取締役会後、正式に就任する予定。同社初の女性社長となる。これにともない中島文明代表取締役社長は、相談役に就く。
また、胡国強氏(富通集団董事、高科橋光導科技執行董事兼董事長、高科橋光通信董事、杭州康因斯特網絡董事)が社外取締役に就任する。
同社は、イノベーションによる新規事業の立ち上げ、中国合弁パートナーとの関係強化を含む海外事業の新展開等を通じて成長戦略を強力に推進するため、役員異動を決めた。
【略歴】長谷川隆代(はせがわ・たかよ)=1959(昭和34)年10月生まれ。84年3月新潟大学大学院応用化学科を修了し、同年4月昭和電線に入社。05年6月技術開発センター次長兼超電導プロジェクト長、06年4月昭和電線CS取締役技術開発センター長、08年4月昭和電線企画本部経営企画部商品企画グループ長兼昭和電線CS取締役技術開発センター長、09年6月昭和電線経営企画部商品企画グループ長兼昭和電線常務取締役技術開発センター長、10年4月昭和電線執行役員技術企画室長兼昭和電線CS常務取締役技術開発センター長、13年6月昭和電線取締役技術企画室長、17年4月同社取締役を経て、18年6月代表取締役・取締役社長に就任予定。
胡国強(こ・こくきょう)=1963年(昭和38)年3月生まれ。95年10月杭州富通昭和電線電纜有限公司に入社。02年1月富通集団有限公司董事長弁公室主任、16年9月高科橋光通信董事・富通集団董・杭州康因斯特網絡董事・高科橋光導科技執行董事兼董事長を経て、18年6月昭和電線取締役(社外取締役)兼同に就任予定。


立井電線 新社長に髙橋氏

タツタ電線の(取)常務など兼務

タツタ電線は25日、高髙靖彦機器用電線事業本部長が立井電線の新社長に就任すると発表した。就任は18年6月19日付けの予定。三村弘治・現社長は退任する。
【略歴】髙橋康彦(たかはし・やすひこ)=1956(昭和31)年1月生まれ。83年3月京都大学工学部を卒業し、同年4月にタツタ電線に入社。07年2月大阪工場製造部長、07年12月大阪工場長、08年6月執行役員、10年4月研究開発部門長、10年6月取締役通信電線事業本部生産総括部担当、11年7月取締役技術部門長、13年6月タツタ電線取締役兼常州拓自達恰依納電線副総経理、14年6月同総経理、15年6月タツタ電線取締役兼常務執行役員機器用電線事業部長常州拓自達恰依納電線董事長を経て、タツタ電線取締役兼常務執行役員機器用電線事業本部長兼常州拓自達恰依納電線董事長を兼ねながら、18年6月立井電線の社長に就任予定。




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