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2018年3月12日

建販除き、電線需要ほぼ順当


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不調の電力 新年度はV字回復か
FA/ロボット 好調持続

建設電販分野や電力分野を除き、概ね順当に需要が動き出している。FA/ロボットケーブルやその関連の細線は品薄で、平角巻線も繁忙。光ファイバは北米向けが踊り場に差し掛かるも、グローバルではタイトが続く。さらに自動車用電線が順調にさばけており、不調の国内電力も新年度からV字回復への期待が高い。そうした中、ボリュームがある建販電線が夏場頃までに動き出せば、この半年間で電線全体の需要情勢が大きく変貌しそうだ。


17年(1~10月累計)電線用PEシェア NUC、四半世紀不動のNo1

全体の変動は数ポイントのみ 18年は電力市場に期待

17年は16年と同様に、光ファイバの出荷量は海外向けを軸に史上最高となった。その一方で電線ケーブルは、自動車用電線の需要が好調だったものの、建販電線や電力ケーブルなどが苦戦を強いられた。こうした情勢下、本紙が集計した国内メタル電線ケーブル及び光ファイバケーブル用PE(=ポリエチレン/17年1~10月累計出荷量5万トン、前年同期比2.0%減)のメーカー別シェアの勢力図には、ほとんど変動がなかった。四半世紀トップを独走するNUCが1.5ポイント(P)ダウンし、第3位のJPEも1.0P落とした。対照的に、第2位の宇部丸善と4位の住友化学がそれぞれ1Pずつ伸ばし、その他も0.5P増加した。


米BLM インダストリー4.0対応

電線製造向け測定器

本紙・電線新聞(工業通信)が4月16日、ドイツ・メッセデュッセルドルフのワイヤーショーの会場内で実施する「DENSEN Shinbunワイヤーセミナー」における測定器メーカー・米国・ベーターレーザーマイク(BLM社:国内輸入代理店深瀬商事)の講演の主な内容が明らかになった。
BLM社では、インダストリー4.0に準拠した配線、通信、コントロール機能が拡張された新型3機種の測定器を発表する予定。電線ケーブルなどの品質向上に向け、測定器と生産ラインとの間で様々なデータの遣り取りGUACJがリアルタイムで出来るようにする。さらに製造能力のアップ/処理能力の改善を主眼に、生産ネットワークの統合が簡単にできるようにした。ネットワークの統合については、イーサネットを活用し、ニーズに応じ最適に対応できるように工夫。さらに運用管理やワイヤレス接続を行い易くし、拡張接続オプションの充実を図った。


神戸製鋼 データ改ざん70年代から

機械事業部門等でも

神戸製鋼所は6日、自社グループの製品データ改竄問題に関する外部調査委員会の最終報告書を発表した。
これによると顧客仕様を満たさない検査結果について、満たす数値に改ざんする行為、測定したかのように試験結果を捏造(ねつぞう)する行為などが確認された。不正は1970年代から今年2月まで続き、これまで明らかになった17工場に加え、新たに6工場でも不正が見つかった。この中には神戸製鋼所・機械事業部門の産業用機械、汎用圧縮機や神鋼造機の産業機械などがある。不適合製品の納入先は昨年10月26日に公表した延べ525社に加え、外部調査委員会の調査では新たに延べ163社が判明した。


神鋼 社長と副社長が辞任

管理職数十人を処分

神戸製鋼所は6日、品質データ改ざんの責任をとって、川崎博也会長兼社長(63歳)と、アルミ・銅事業部門長の金子明副社長(63歳)が4月1日に辞任することを発表した。川崎氏と金子氏は、今年6月下旬に開催する予定の定時株主総会で、取締役も退任する予定。会長職を撤廃し、後任社長は近く決める。一方、アルミ・銅部門では、工場長時代などに不正を知りながら黙認していた常務執行役員2人を6日付けで退任させ、執行役員1人も報酬を4カ月間80%減額する。
さらに川崎、金子両氏や役員OB2人のほかに、社内取締役や執行役員の計29人も報酬を一部返納する、という。OBを含む役員経験者5人が不正に直接関与したり、黙認したりしていた。




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