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2018年2月12日

トップインタビュー 昭和電線 中島文明社長


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高機能製品から利益創出
次期中計 構造改革と成長分野が両輪
長期的な電力ケーブル更新需要に確実に対応

昭和電線の中島文明社長は、「国内電力会社が長期的に取り組む電力ケーブルの更新に確実に応えていきたい」とする一方、18年度以降の次期中計について「引き続き構造改革と成長分野への取り組み強化を継続し、利益を最重視する。5事業成長分野の自動車や医療分野等は、グローバル展開を含め、伸び代がある。医療は、医療機器用光ファイバやレントゲン向けケーブルの販売を着実に推進。車用途は電気制御関連部品向けに、高機能線材等を市場投入した実績があり、事業を加速させる。FA/ロボット用の特殊な電線やWHにも注力する。海外戦略については、中国でのEVの普及がアジア諸国に波及することが予測されるため、中国をベースにアジアへ展開する。ただ、中長期的な需要動向も楽観できないため市場情勢をしっかりと見極めながら生産体制の効率化を図りたい」と述べた。


大手電線3Q業績 全社とも絶好調

史上最高 住友電工 売上高~経常まで 新車用WHが伸長、古河電工

電線メーカー大手4社の17年度第3四半期連結業績が出そろった。それぞれ得意分野は異なるが、全社が大幅な増収増益となった。住友電工は車用WHが堅調の他エレ事業が黒字化し、売上高、営業利益、経常利益とも過去最高を更新。古河電工は営業利益ベースで3セグメント全てで増収増益となった。フジクラは、第3QもFPCなどエレ事業が好調に推移し、純利益が2.3倍になった。昭和電線は、構造改革でスリム化を図ったところに建販が一部動き、自動車向け需要も堅調だったため、利益の伸びは最も高かった。


古河電工 全部門で増収増益 16%増収、67%増益

古河電工の18年3月期第3四半期通期業績は、売上高7千33億8千700万円(前年同期比16.3%増)、営業利益332億7千200万円(同40.1%増)、経常利益347億5千800万円(同67.2%増)、当期純利益は292億2千600万円(同54.7%増)と大幅な増収増益となった。
営業利益ベースで主力3セグメント(インフラ、電装エレ、機能製品)で増収増益となったのが寄与した。ただ、インフラセグメントの内訳の中で電力ケーブル分野は苦戦した。売上高営業利益率は4.7%で前年同期比0.8ポイント改善した。また、当期純利益は営業利益の増加に加え持分法投資損益の改善(ビスキャスとUACJ)で大幅に伸長したのが目立つ。
増収の内訳は需要増541億円、銅価高290億円、為替136億円、連結範囲の異動の影響18億円。
営業利益の増減は、プラス分が需要増102億円、為替16億円、エネルギーコスト等が4億円で、マイナス分は積極的な設備投資や研究開発費の増加26億円となった。


住友電工 売上高と営業利益 経常とも史上最高

住友電工の18年3月期第3四半期連結業績は、売上高2兆2千576億8千万円(前年同期比11.0%増)、営業利益1千129億4千万円(同13.4%増)、経常利益1千246億100万円(同3.7%増)、純利益730億4千700万円(同0.4%減)、となった。売上高と営業利益、経常利益とも過去最高を更新した。
全部門の売上高が増加し、とりわけ自動車用ワイヤーハーネス(WH)の売上げは過去最高になった。銅価高の増収への影響は130億円弱。営業損益では、自動車 事業向け研究開発費の先行投資により自動車事業が減益を計上したほか、光電子デバイスの光トランシーバーや携帯電話基地局向けチップが調整局面になり、情報通信も減益になった。一方で、FPCが第3Qで単独黒字になるなどエレクトロニクス事業が96億円の営業赤字から36億円の黒字に転換したほか、住友電設の受注増や巻線の健闘により環境エネルギー関連事業が18%増、産業素材関連事業も27%程伸びた。


住友電工 アルミ配電線 性能を実証 ミャンマーで感謝状授与

住友電工は1日、15kVアルミ配電線資材一式の引き渡しセレモニーを1月8日にミャンマー・マンダレーヒルトンホテルで開催したと発表した。
当日は施工会社であるマンダレー配電公社(MESC)とその関係企業などから約50人が参集した。式典では、住友電工のアルミ架空配電線の品質に対応する感謝状が授与された。
この架空配電線は、ミャンマーの重要施設であるマンダレー管区議会議事堂と既存変電所間の15kV専用配電ルートに8kmのアルミ導体のSAC(スペースドエアリアルケーブル)を敷設したもの。ケーブルは、インドネシアのスミ・インドカベル工場からOUT-OUTで搬送された。
住友電工とミャンマーの中低圧電力ケーブル販売代理店であるWMパワーは、製品の性能実証に向け施工会社であるMESCに15kVアルミ配電線資材一式を寄贈し、17年8月から通電を開始。現在に至るまでケーブルのトラブルが1度も発生していないことを評価された。




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