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2017年12月11日

伊プリズミアンの傘下に米ゼネラルケーブル


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連結売上高 1.5兆円規模へ
巨大電線メーカー誕生 買収額は30億ドル

かねてより噂されていた伊プリズミアンによる米ゼネラルケーブルの買収が4日、発表された。買収総額は約30億ドル。ヨーロッパと北米の電線業界を代表する2社の再編により、連結の売上高110億ユーロ(約1兆4千600億円)の巨大電線メーカーが生まれることになる。


そこが聞きたい フジクラ 細谷英行常務

光ファイバケーブル 中・米・佐倉で増産
SWR/WTCで国際規格化目指す

フジクラの常務取締役エネルギー・情報通信カンパニー長の細谷英行氏は、光ファイバが世界的に品薄の中「中国や北米、佐倉事業所の3拠点で増産を進め、戦略地域的にも北米や中国に注力している」とした上で戦略製品にスパイダー・ウェブ・リボン/ラッピング・チューブ・ケーブル(SWR/WTC)を掲げ「既に様々な顧客から好評を博し受注が多く、増産を図っている。またSWR/WTCの世界標準(IEC=国際電気標準会議)への国際規格化の作業を進めている。同時に今後は世界の主流のルースチューブ市場にも食い込みたい。当社には数多くの光ファイバ製品があるが先行き、SWR/WTCがメインになるだろう」と述べた。


上場中堅電線メーカー8社 中間決算

増収増益が4社へ 実質、総じて上向く

上場中堅電線メーカー8社の17年度中間期連結業績が出揃った(一部・暦年ベース、2月期)。営業損益ベースで増収増益が4社、増収減益2社、減収減益2社とややばらついた。しかし、増収でありながら先行的な設備投資等で減益となった企業もあり、実質的には総じて上向いた。FA・ロボットを含むエレ分野や医療分野、スマホ等の情通分野の需要は拡大し、これを得意とする企業は健闘した。しかし、同じエレ分野や情通分野でも、取扱製品が異なる場合では温度差が発生し、やや苦戦したケースもあった。


リケンテクノス コンパウンドを増産 東南アジア3拠点

リケンテクノスは今年から来年にかけ、東南アジアの主力工場を担う2カ国3拠点でコンパウンド生産能力の増強を積極的に進めている。
内訳は、タイが2拠点で「リケン(タイランド)」(パトムタニ県)と「リケンエラストマーズ(タイランド)」(アユタヤ県)、インドネシアは1拠点で「リケンインドネシア」(ウエストジャワ州)で、いずれも合弁会社である。
3拠点とも対象となるユーザー層や出荷・販売エリア、取扱品種・グレードが異なる。しかし、タイやインドネシアなど東南アジア経済は総じて発展しているという点や、日系のカーメーカーやセットメーカーなどによる現地生産拠点が増え、その規模が拡大するとともに、日系電線ケーブルメーカーや現地ローカルなどのユーザー向け需要の引き合いが活発になっている点は3拠点全てに共通している。


鹿島建設 光ファイバでひずみを計測

鋼撚り線の張力を管理

鹿島建設はこのほど、ヒエン電工、住友電スチールワイヤー、エスイとグラウンドアンカー工法に光ファイバを用いた「PC(プレストレスコンクリート)張力計測システム」を共同開発し、工事に適用したと発表した。このシステムで、工法に用いる鋼撚り線の張力分布を全長にわたって計測できることを確認した。
グラウンドアンカー工法は、地中の「アンカー体」と地表の「アンカー頭部」を鋼撚り線「ストランド」で繋ぎ、撚り線の張力を利用して人工的な斜面である法面を補強するもの。ストランドの張力が変化し抜けや破断が生じると法面が崩壊する場合があるため、ストランドの張力を管理するシステムが必要になる。
PC張力計測システムは、ケーブル全長の張力を光ファイバで計測する。具体的には、鋼撚り線にひずみ分布を計測しできる光ファイバを全長にわたって組み込む。ひずみの発生位置を把握することで、張力の変動原因も推定できる。
また、光ファイバを延長することで法面や高所に観測者が移動せずに計測できるため作業が安全かつ効率的に行える。
鹿島建設は、この技術を奈良県で施工中の赤谷地区渓流保全工他工事に適用した。その結果、施工時及び施工完了後の張力分布を鋼撚り線全長で計測できることを確認した。同技術で計測結果に基づいたグラウンドアンカーの健全性が判断できるほか、予防保全に必要な対策工事も実施できる。




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