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2017年12月4日

半導体市場WSTS調べ 17CYは45兆円(20%増)


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FAケーブルが好調、機器電線も上向き
今後、EV車の進展で期待

半導体市場が活発で、電線ケーブル需要等が増進している。半導体製造装置用FA・ロボットケーブルを引き金に、各種デジタル機器電線ケーブルやスマートフォン用FPC需要などが上向いたり、活発化してきた。これに加えて今後はEV車の進展も相俟って半導体市場が伸長し、それと連動してEV車載用の電線需要も拡大する見通し。


トップインタビュー 坂東電線 宮坂孝一社長

17暦年見通し 10%増収 営業益23%増 FA、制御機器用が好調

坂東電線の宮坂孝一社長は「FA関連や制御機器の好調な市場の恩恵を受け、昨年11月頃から機器用電線・ケーブル加工事業は繁忙が続く」とした上で「17CY連結業績見通しは売上高89億円(前年比10.0%増)、営業利益9億5千万円(同23.0%増)を見込む。18CY同事業計画は売上高100億円(同12.4%増)が目標で、その割合は国内60億円、海外40億円を目指す」と述べた。映像信号のデジタル化で液晶TV、モニター、カメラ向けなどの各種ケーブル/FFCは「車載用機器や医療用機器、産業機器分野や各産業のFA分野で需要が増え、そこに商機がある。当社3事業(電線ケーブル、アセンブリ加工、FFC)の強みを活かしながら、こうした分野へ国内外で積極的に展開し、ニーズに即した最適製品を顧客に提案する」と述べた。


電線メーカー 工場訪問レビュー
古河電工産業電線 平塚工場 グループ業績の32%を占める

新製品の撚線工程で 生産性を30%向上

古河電工産業電線・平塚工場(神奈川県平塚市)では、繁忙状態が続く。工場内でひときわ目立ったのが、低圧分岐付ケーブル「超軽量ハイブリッドビル用ハーネス(BH)」の生産現場だ。幹線ケーブルの導体にアルミを採用し、分岐線には銅導体を採用。質量の大部分を占める幹線の軽量化を図り、接続作業は従来と同じ工法とすることで、工事作業の省力化に貢献する。
同社生産本部の江川清昭平塚工場長によると、「平塚工場では、このケーブルを分岐加工、絶縁モールド加工を終えた状態で出荷する。ケーブルを製造する際、銅とアルミの電蝕を防ぐために分岐加工部に工夫している。同製品は7月に上市したばかりで、売上はまだ少ないが、コンスタントに生産しており、今後の増加にも期待している」という。


可塑剤 全社が値上げへ kg15円~31円超へ

国内可塑剤メーカー全社(=ジェイ・プラス、シージーエスター、新日本理化の3社)は、可塑剤の値上げを打ち出した。3社とも10月~11月に掛けて2回、値上げを発表した。この間企業やグレードによっては2回値上げになったケースもある。値上げ幅は、企業やグレードによって違うが、kg当たり15円~31円以上になった。また、実施時期もグレードや企業によって異なるが、11月1日~12月1日となっている。
この間の3社のkg当たりの値上げ幅は、次の通り。
ジェイ・プラス=DINP31円以上、DINA15円以上、DOP20円以上、その他フタレート20円以上。
シージーエスター=DINP30円、DOP・DOIP・DBP20円以上。
新日本理化=DBP21円以上、サンソサイザーDINP31円以上、同DOP・同DL9P・同DIDP・同DUP21円以上。
今回の値上げ要因は、原料コストの上昇に加え物流費や用役費などが一段とアップしたため。特にDINPはコスト面で、原料のイソニルアルコールの供給が欧州のフタレート規制進行の影響などで日本やアジアでタイトになった上、ナフサの上昇が背景になった。


三菱電線 新社長は髙柳氏 村田氏は取締役に

三菱電線工業は、1日、新社長に髙柳喜弘氏(同社非常勤取締役三菱マテリアル執行役員兼金属事業カンパニーバイスプレジデント兼銅加工部長)が就任したと発表した。
村田博昭前社長は取締役に就任する。
【略歴】
髙柳喜弘(たかやなぎのぶひろ)氏=1963年(昭和38年)9月6日生まれ。
86年3月慶応義塾大学を卒業、同年4月三菱金属(現三菱マテリアル)に入社。13年4月銅事業カンパニー営業部長、16年4月同社執行役員金属事業カンパニーバイスプレジデント兼銅加工部長三菱電線工業非常勤取締役を経て、17年12月取締役社長に就任した。




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