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2017年9月4日

極細同軸とロボット電線続く活況


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双方、市場変化に対応
同軸は医療にシフト

極細同軸ケーブル、FA/ロボットケーブル等の特殊電線ケーブル分野は、いずれも活況であり、ほとんどの電線メーカーがフル操業で稼動している。特に極細同軸ケーブルとFA/ロボットケーブルは、両者ともニッチな分野だが、グローバルで市場が拡大している。主要な市場が異なり、取り巻く需要環境も大きく違うものの、日本の電線メーカー勢が、かねてから高い技術力を武器に優位性を発揮し、変貌する市場に対応させてグローバルで高いシェアを占めている点では共通している。


トップインタビュー オーナンバ 遠藤誠治社長

メキシコで車載サブWHを増設
中計目標 新製品で年商100億円

オーナンバの遠藤誠治社長は、同社の事業戦略に「①新製品と新技術への取組の強化を図る。②グローバルでのものづくり力強化とコストダウン対策の推進。③教育システムに傾注し、リアルタイムで分かる生産管理システムの推進を実施する」3事項を掲げた。その中で「車載向けなどの提案型開発品等にも傾注し中計(最終年は20暦年)では、新製品だけで売上高100億円を計上する」目標を示した。また、遠藤社長は「メキシコの車載サブハーネス製造拠点の増設を進めている。同拠点第2工場の第2期工事を上期に終え現在、順次ラインの増設を図っている」と述べた。


そこが聞きたい ビックケミー・J 小川康治部長

売上高17暦年 609億円、5%増目指す
含浸ワニスが下支え

ビックケミー・ジャパンエランタス事業部の小川康治部長は「17CYの上半期の売上高は290億円を上回り、好調だ。本業の増収が寄与した。17CY通期連結の売上高は、609億円(前年比5%増)を目指す」と述べた。


日本電線工業会調べ 主要7部門別の出荷

17CY上期総量33.7万t(0.8%増)
電力など5部門が増加 建設電販(1.9%減)低調

電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数量の17暦年上期(1~6月実績値)は、建設電販が15.99万トンで前年同期比1.9%減少した。電力も同8.2%下降したが、自動車が同9.2%増加するなど他の4部門がプラスになり、総計は33万7千607トンで同0.8%伸長した。金額ベースでは、総計5千442億8千400万円で同9.2%減となり、数量以上に落ち込んだ。自動車の銅価スライドの期ズレによる減少と輸出の減少が続いた。
光ファイバ・ケーブルを含む光製品は、総計が2千332万kmコアで同2.1%減少しているが、ほぼフル稼働し、高水準で推移した。民間と電力向けは増加したものの、通信事業者の光網整備が一段落して大幅に落込み、内需計は301.9万kmコアで同7.5%減少した。
一方、輸出は北米のデータセンター向けが好調で、同1.2%減の2千30.1万kmコアと高水準で推移した。また、輸出量は内需計の6.7倍となった。


DSマイファ&トロエスター
技術力で世界を二分 超高速ケーブルマシン分野等で

世界の電力ケーブル、ゴム・キャブタイヤケーブルとタイヤ分野の機械メーカーでは、DS社&マイファ社陣営と独・トロエスター社が、グローバルでトップ2社になり、この市場分野の製造技術面で両社が世界をリードすると見られる。
これは米国・デイービス・スタンダード(DS社)が、フィンランド・マイファ社を買収したためだ。車両用などタイヤと超高圧・高圧ケーブル製造装置では技術面で、双方ともダントツトップグループを併走している。車両用などタイヤと超高圧ケーブル製造装置・設備の製品化は、技法の点でかなり難しく、相当な技術力が必要とされる。また、各種製造マシンの受注などシェアの面でも、双方ともかなりの影響力を持ちそうだ。




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