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2017年8月14日・21日

米・デービススタンダード マイファ社を買収


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世界最大 電線用押出機 メーカー誕生
DS社はゴム分野が得意

世界的な電線ケーブル用押出機メーカー同士の再編劇が発生した。米国のデービス・スタンダード(DS社、J・マーフィー社長)は9日、フィンランドのマイファ社(フォーゲルフォーム社長)買収に向け最終交渉に入ったと表明した。買収手続きは9月初旬までに完了する予定。DS社は、ゴムと樹脂の押出機を手掛け、ゴムタイヤ用などを含めた押出機では世界No.1。マイファ社は電力~極細同軸ケーブル等の押出機や光ファイバ製造装置まで手掛け、電線用押出機では世界トップ。この統合で、電線用押出機分野では世界No.1の企業体が誕生し、今後の展開が注目される。


トップインタビュー 吉野川電線 木村浩社長

ロボットケーブル 売上高ウェイト75%、17FYは一層上昇
好業績 車やスマホ向け活況

吉野川電線の木村浩社長は「FA・ロボットケーブル業界が非常に活況だ。最終製品では自動車とスマホ/タブレット端末向けが多く、両市場から引き合いが強い」とした上で「16FYは売上高が約21億円(前年度比10%増)、経常利益約2.1億円(同10%増)と増収増益。売上高割合はロボットケーブルが75%(同10ポイント増)、電力/通信ケーブル20%(同5ポイント減)など。17FY業績見通しはロボットケーブルの売上高が16FY並以上に伸長し、他の製品は16FY並みと捉えている。ただ、ロボットケーブル分野には一部大手の進出が活発化するなど競争が激化し楽観できない」とした。


中堅8社1Q決算 増収は5社、4社が営業増益

建販鈍いが堅調な電線需要 ニッチな分野も好調

中堅電線メーカー8社の17年度第1四半期業績が出揃った(暦年上期決算の2社、2月期決算の1社を含む)。営業利益ベースで増収増益は4社、増収減益1社、減収減益は2社と明暗が分かれた(残りの1社であるJMACSは今回から連結決算のために前年比の記載無し)。銅価の影響を受けやすい分野やニッチな分野を得意とするメーカーが業績を伸ばす一方で、販売価格の低下で収益を悪化させたメーカーもあった。


サンテレホン 西日本物流センター1.5倍拡張

リードタイム短縮し 全国的にサービス向上へ

サンテレホンは西日本物流センターを拡張し、8月下旬から本格稼動を開始した。情報通信機器商社の最大手として西日本物流拠点の在庫能力を拡充し、将来は西日本でハブ機能を担わせる。物流業界で人手不足が続く一方、都市再開発プロジェクトや東京五輪関連の各種大型案件等の本格的な需要期を控えるなか同社は昨年9月、本社物流センターを東京大田区に移転し大幅な物流機能強化を行ったばかり。続いて今回の西日本物流センターの拡張により、東西両翼の物流拠点の機能が整った。同社では、この物流機能を新たな武器として全国的な顧客サービスの向上を図る。


党政府が動く、企業との連携

電線ケーブルの品質改善で 遠東、新華日報、本紙など18社参加

【中国・宜興市発】中国の電力業界媒体連盟が3日、中国宜興市で発足した。同連盟に所属する中国メディアは、中国政府と企業との関係を一層緊密にする仲介役を一丸となって担う。膨大で重要な双方の情勢をより効率的に扱うことが可能となった。
発起人は、電纜網、江蘇省光電線纜商会、全球電気資源、電老虎網の4社で、加入メンバーは他14社、海外からは本紙『電線新聞』一紙のみが参加する。このほかにも、中国No.2の大手電線グループである遠東控股集団ほか新華日報等の一般メディアも多く名を連ね、同連盟をバックアップする。
今回の電力業界媒体連盟の発足は、13年に発生した「西安地下鉄問題電纜事件」が契機になった。低価格を理由に品質不良の電線ケーブルが重要な交通インフラに大量納入されていた。党執行部は、この事態を多く問題視し、業界への監視管理体制を強め、注意喚起している。
このため、主要業界メディアが自主的に集結し、政府及び企業との緊密な連携を取り、電線産業の発展とブランドの向上を推進することが、連盟発足の趣旨。従来、中国では電線ケーブルメーカーのみならず関連メディアも数多く存在したものの、今後は同連盟が中国の業界メディアの本流になると見られている。




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