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2017年8月7日

電線メーカー大手4社第1Q連結業績 全社『増収増益』


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スリム化し銅価高、情通が好調 電子機器、車等へ追風吹く

電線メーカー大手4社の17年度第1四半期連結業績が出揃った。全社が増収、大幅な増益または赤字から黒字転換し好調だった。各社主な事業の大半が増収増益だったことが寄与した。スリム化や体質改善を図った上に、銅価高や光ファイバなどの情通事業の活況があり、自動車用ワイヤーハーネス(WH)や、スマホ用途等のFPCなど電子機器事業も順当だった。


そこが聞きたい 住友電工 西田光男代取副社長

車の自動運転関連部品に傾注 アルミWH4億回路、問題なし

自動車産業の変化に臨む戦略として、住友電工の西田光男代表取締役副社長兼自動車事業関連部門長は、「自動運転が進む中で、その各種部品などが注力分野になる。さらに各種電池周り、回生コントローラ、第2世代セントラルGWなどにも傾注していく」とした。自動車事業の最重要課題は「17ビジョン(17V)達成である。その定義は3つあり、①ワイヤーハーネス(WH)でグローバルNo.1②17V策定時の営業利益率などの目標到達③17V策定時に掲げた全体の営業利益の半分(1千億円)を、住友理工を含めた当事業部門で上げること」とした上で「全員一丸となって何とか、これを解決したい」と抱負を述べた。


古河電工 15%増収、営益123%増

北米向け光ファイバ活況

古河電工の17年度第1四半期連結業績は、売上高2千249億4千400万円(前年同期比14.7%増)、営業利益1004億円3千400万円(同123.0%増)、経常利益は100億7千万円(同142.4%増)、当期純利益68億4千万円(同196.6%増)で増収大幅増益となった。営業利益は、03年度に四半期開示が義務化されて以来、第1四半期としては最高益を達成した。
今期の特徴は、為替や地金価格の影響による伸長が主因ではなく、全セグメントが好調に推移した結果、増収増益となった点にある。


住友電工 8.8%増収、営業益31%増

WH健闘、情通は営業益2.5倍

住友電工の17年度第1四半期連結業績は、売上高7千73億7千600万円(前年同期比8.8%増)、営業利益277億8千700万円(同30.8%増)、経常利益338億4千万円(同16.5%)、四半期純利益217億8千900万円(同1.2%増)と増収で大幅な増益になった。
自動車用ワイヤーハーネス(WH)がグローバル市場で健闘したほか、光ファイバや光電子デバイス等が好調で情報通信の営業利益が2.5倍に達した上、エレ事業の営業赤字が四分の一に圧縮し、環境エネルギーの赤字も四分の一弱の1億4千700万円まで軽減したことが寄与した。


フジクラ 情通とエレが好調

14%増収、経常64%増益

フジクラの17年度第1四半期連結業績は、売上高1千665億1千万円(前年同期比14.3%増)、営業利益70億400万円(同23.2%増)、経常利益75億1千600万円(同63.8%増)、純利益40億8千700万円(同-)と増収で大幅増益。増収は銅価高に加え光関連など情通の好調、スマホ向けFPCとコネクタの増加など4事業すべてが前年を上回ったことが寄与した。増収の内訳は為替12億円、銅価40億円、エネルギー・情通58億円、エレ78億円、自動車電装17億円、その他4億円。




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