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2017年7月17日

ロボット、FAケーブル需要 一段と上向く


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車など主力3分野好調
市場がスケールアップ

ニッチだが、好調なFA・ロボットケーブル市場が、一段と活況になり一気に追い風が強まってきた。最大市場の自動車製造ライン向けが好調な上、半導体とフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造装置業界が弾みをつけるように上向き、販売額が18年には過去最高を更新する見通し。さらに工作機械向けの受注も活発で、主力3分野が揃って伸長。加えて医療や食品、化粧品分野用途で双腕型水平多関節等の小型ロボット向け需要も拡大し、とにかく工場や産業用途に自動化領域が広がり、連動してFA・ロボットケーブルは市場がスケールアップしてきた。


トップインタビュー 矢崎エナジーシステム 矢﨑 航社長

17年6月期売高 764億円で4.3%減収
出荷銅は4.0%増の7.7万トンも

矢崎エナジーシステムの矢﨑航社長は、17年6月期業績について「電線部門の売上高は計画では814億円に対し、実績見通しは764億円(前年度比4.3%減)で減収になり、銅価下落が影響した。ただ、建販市場が厳しい中、出荷銅量7.7万tで同4.0%増加し、健闘できたと思う。昨年2月の東日本物流センター新設による拡販と、施工がしやすい新製品の展開が寄与した」と述べた上で、18年6月期業績見通しは「東京五輪等の需要捕捉を図りながら出荷銅量、利益面では前年度並みを確保したい。電線以外の部門ではガスメーターが検満期に入るため、増収の見通し。従って全体での売上高や利益面では前年並みを目指す」と述べた。


古河電工カンザック
無電柱化に最適、角型エフレックス コルゲートケーブル

地中埋設型 施工コスト削減を現実
利便性に富み、高特性

無電柱化に向け古河電工の地中埋設用ケーブル保護管「角型エフレックス」と、同社グループ会社KANZACCの地中埋設用「コルゲートケーブル(波付鋼管がい装ケーブル)」が様々なユーザーから関心を集めている。ケーブルを保護する管路材とコルゲートケーブルでは用途は異なるが、地中埋設用で使い勝手が良好で、利便性や施工コストの削減に最適で、高特性な点では双方が一致した。国や地方自治体が推進する無電柱化や東京五輪開催に向けた再開発など、コンパクトな電線の地中化に最適だ。


メタ研 諏訪氏 世界の自動車用ワイヤーハーネス市場

車ケーブルは薄肉化の歴史
新電線CA、アルミ電線

日本メタル経済研究所主任研究員の諏訪政一氏はこのほど「世界の自動車用ワイヤーハーネス市場」と題し、レポートをまとめた。初回となる今回は、日本における自動車用電線および自動車用ワイヤーハーネスの歴史をみていく。それは、ケーブルの細径化と薄肉化の歴史であった。


矢崎総業 セルビアにWH拠点 19年末には1700人へ増員

矢崎総業は12日、セルビア共和国に自動車用ワイヤーハーネス(WH)製造の新会社を設立し、4日から量産を開始したと発表した。
新会社は矢崎セルビア(Yazaki Serbia d.o.o.、セルビア共和国マチュヴァ郡シャバツ市)で、矢崎ワイヤリング・テクノロジーの100%子会社。資本金は約1億2千万円(1億2千万セルビアン・ディナール)、投資額は約30.6億円(2千510万ユーロ)。社員数は5月末で332人で、19年末までに1千700人まで増員する。工場は平屋建てで、敷地面積6万8千572m2
セルビア拠点では、主に欧州のトラックメーカー向けWHを製造し、7月より顧客への納品を開始する計画。また、9月には関係者を招いて開所式を開く予定になっている。




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