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2017年5月1日

住友電工 加速する クルマWHのアルミ化


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国際標準規格化目指す
古河電工は新端子で採用増進

自動車用アルミ電線ワイヤーハーネス(AH)の実用化が確実に動き出した。AH世界No.1の住友電工に加え、古河電工がコネクタ新技術開発を開発し活発に展開するなど、業界全体でAH出荷量が増進している。関係筋によれば世界での普通乗用車用AH割合は20年に20%、30年には40%まで進むとした見方もあり、電線メーカーのAHへの展開に拍車が掛かりそうだ。


全電連 大川会長ら、村松経済産業副大臣を表敬訪問

商慣習改善の取組で感謝の意を伝える

全日本電線販売業者連合会(全電連)の大川隆弘・会長と吉田康一・副会長は4月26日、全国厚板シヤリング工業組合の石原慶明・理事長、全国鐵構工業会の米森昭夫・会長らとともに金属加工業3団体の一員として、経済産業省の松村祥史・副大臣を表敬訪問し、同省の商慣習改善に向けた取り組みに謝辞を述べた。
これに対し松村副大臣は「今後はしっかりと取引条件の改善で、効果が出るように取り組んでいきたい」意向を示した。
この間、経産省では「金属産業取引適正化ガイドライン」を策定し、さらに経産省と国交省が連名で、「電線の取引条件の改善に向けた取組について」と題した要請文を経産省の糟谷敏秀製造産業局長と国交省の谷脇暁土地・建設産業局長の両局長名で、日本電設工業会会長などの建設業者106団体の会長宛てに発出した。


トップインタビュー 極東電線工業 宮坂 淳社長

17暦年見通し 10%増収増益目指す
売上高構成は電線6割目標

極東電線工業の宮坂淳社長は「かつては機器用電線を多く出荷していたが、現状は一部弱電向けやロボット/FAケーブルなどの品種を対象に、小回りを効かせた少ロット多品種の高付加価値な受注生産に着目し、それを軸に事業展開している。売上高は5、10年前に比較すると大幅に減ったものの、16暦年通期業績は前年比売上高10%減も営業黒字。17暦年業績見通しは10%増収、増益を目指す。電線事業は4月迄の受注は好調だったが、夏以降の受注は読めず、やや不透明感が残る。そうした中で17暦年の売上高構成は15暦年の電線6割、非電線4割に回復させたい」と語った。


白山商事 アルミ電線用圧着端子

独自の介在部品開発
圧着が簡単、電食解決

白山商事は、グループ会社の白山製作所が開発・製造した、アルミ電線用圧着端子の本格的な上市を開始した。同社では同圧着端子の販売とともに電線との加工技術も提供。既に、様々なユーザーから引き合いが相次いでいる。
同端子は、酸化皮膜を剥離してアルミ電線を半田付けするなどの特殊な技能が不要で手間とコストが掛からない。さらに同端子は、電力ケーブル/建設電線/機器用電線向け撚り線をはじめ、モーター向けエナメル線、トランス用アルミ平角線向けの3種を用途に合わせて品揃えした。
このうち撚り線向けと平角線向けでは、線径8~325sqに適したサイズを用意。これはJIS規格に定められたサイズでの標準化を終えた。誰でも簡単に、手軽に接続ができる。この線径以外の細線、太物用途はオーダーメイドになる。また、エナメル線向けでも自動車メーカーなどのニーズに合わせて受注/OEM生産する。


古河電工 WH用防食端子を拡充 アルミ化でトヨタ車に搭載

古河電工は4月26日、古河AS(滋賀県犬上郡)が自動車用ワイヤハーネス(WH)のアルミ電線向け防食端子「ɑ 端子シリーズ」のラインナップを大幅に拡充し、1月から本格量産を開始したと表明した。同社ではɑ 端子の外販も行う意向。
従来の090サイズ(適用電線範囲0.75~2.5sq、全8品種)に加え、新たに小型の060(同0.5~2.5sq、10品種)及び025サイズ(同0.5sq、0.75sq、4品種)を品揃え。これで3端子シリーズ、25品種(5電線サイズ)へ拡大した。
今回の2端子は1月から量産を開始し、3月発売のトヨタ新型レクサス LC500とLC500h に新採用された。
同車は、室内のW/H(当社製造分)のアルミ化率を3%~25%へ拡大しており、WHの軽量化をさらに進めている。また、α端子の製品化の面では、適用電線サイズは15.0sqmまで対応できる、という。




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