バックナンバー
2017年4月10日・17日

トップインタビュー 因幡電機産業 守谷承弘 社長


電線新聞定期購読

ご購入はこちら

各部門の連携強化

因幡電機産業の守谷承弘社長は、自社展示会『ジャンボびっくり見本市』開催にあたり「当見本市の具体目標は、大阪会場が参加者1万9千300人以上、売上高103億円で、東京会場は参加者1万1千700人以上、売上高67億円に設定。催事の売上高よりも、集客数を重視した。売上高を追い掛けるのでは無く、集客が増えれば、おのずと売上高は付いてくると捉えている」と述べた。また、事業展開について「各事業部門の連携を強化し、シナジーを発揮させ、合理化も進め、生産性を高めることにある。16年度は一旦減収減益になる見通しだが、反省してしっかりと足固めし、組織の強靭化を図り、17年度からはもう一段上を目指したい」と語った。


そこが聞きたい 金子コード 金子智樹社長

グループ長期戦略 売上高目標100億円
16FY営業益率17%、浜松に新工場

金子コードの金子智樹社長は16年度業績について「09年度比で売上高が2倍、営業利益率は約3倍に成長しそう。売上高、営業利益、営業利益率は創立以来最高の見込み」とした上で「16暦年は中国を軸にした海外売上高が約15億円となり、中国では営業利益率が20%を超えた。中国での売上高割合は、電線事業8割、メディカル事業2割で双方とも好調だ」とした。一方、17年度の国内事業は「売上高は43億円で、電線事業の売上高を13億円まで戻すとともに、メディカル事業の伸長を図りたい。来春完成を目処に、浜松工場の敷地内に新棟を建設し、工業床面積を現状比約2倍に拡張する」と述べた。


扇港産業 次世代大容量伝送用CSコネクタ

多段実装4ch対応可
35%小型化、作業性アップ

扇港産業(SENKO)はこのほど次世代大容量伝送用の新型標準コネクタとなる「CSコネクタ」を発表した。
今回の新型コネクタは、光トランシーバーメーカーなどのエンドユーザーとモジュールメーカー両者にとって採用しやすく、使い勝手の良い製品を追求したものであり、LC2心コネクタの後継コネクタとして、次世代標準コネクタとなる見込みだ。同社は今年夏頃の製品リリースを目指している。
「CSコネクタ」の特長は、従来のLCと同様のフェルール(外径1.25mm)を使用しながら、ユーザーの高密度実装のニーズにこたえるためにコネクタの高さ、幅ともに小型化を実現しているところにある。具体的にはTOSA/ROSAなどの部品サイズを考慮し、フェルールピッチは3.8mm、全幅は7.85mmとなっている。
これは従来のLC2心コネクタに比べ約35%の省スペース化を実現し、市場の小型化要求に応えることに成功している。また、QSFPーDD/OSFPの両400G対応モジュールのインターフェイスには2つのCSコネクタが収まり、合計4チャンネルの接続が可能になる。これらの次世代光トランシーバには2ペアのTX/RXを搭載する2X(Dual)タイプが必要とされるため、4チャンネルを1モジュールに接続可能なCSコネクタが画期的なソリューションとなる。
現在の大容量伝送におけるニーズは200Gbps、400Gbpsと日増しに高まっており、100Gbps周辺の光トランシーバではQSFP28を主流にトレンドが収れんしつつあるが、200/400Gbps用においては、QSFPーDD、OSFP、CFP8が主流となるべく先行争いをしている状況だ。大容量データを伝送する光コネクタにおいても、市場はさらなる高密度、小型化を求めており、CSコネクタの他にもMPOコネクタなどの多心コネクタを含め、仕様の検討と開発、普及が進む予定だ。


大手5社 上げ幅kg 12~20円以上 塩ビコンパウンド値上げ

塩ビレジンや可塑剤などの原料高にともなって塩ビコンパウンドメーカー大手5社は、続々と値上げを打ち出し、それが出揃った。電線ケーブル用軟質塩ビ系コンパウンドの価格引き上げ幅は、各社ごとにバラツキが出たり、軟質塩ビコンパウンドのグレードによって異なることもあって、kg当たり12円以上~20円以上となった。値上げ実施は4月3日~5月1日出荷分からと一カ月弱の差が生じた。また、値上げの打ち出し時期も3月22日~4月11日に掛けて表明しやや開いた。今度は塩ビコンパウンドメーカーと顧客の電線ケーブルメーカー等との値戻しを巡る綱引きは、一層ビートアップする見込み。
一方、可塑剤メーカーのジェイ・プラスでは既に2月出荷分から値上げが浸透している。さらにベースレジンの塩ビメーカーも、最大需要家の硬質パイプメーカー向けで価格引き上げを決着させている。従って塩ビコンパウンドを自社で製造している自家練り電線メーカーにとっては原材料調達条件が、コンパウンドメーカーと同様といえる。自家練り電線でもいわば、こうした石化コストアップ分の電線ケーブルへの価格転嫁が急務になってきた。


電線メーカー上場14社 大卒 技術、事務系とも増加

採用人数合計396人、9.4%増

人手不足感が高まり企業の求人意欲は強い中、上場電線メーカー14社の今春(17年4月)の4大卒採用実績(大学院卒含む)は全体的には、396人となり前年比9.4%増加し、事務系(132人、同10.0%増)、技術系(258人、同9.8%増)とも伸長した。電線業界では、様々なルートを用いて優秀な人材確保に向け動いているようだ。
また、14社中増加したのは7社で、前年と同じが3社、減少は4社になり、過半数の企業が増やした。例年、新卒4大採用実績は技術系のウェイトが高く、今年も、その割合は65%強になった。しかし、その一方で、事務系の採用を増員した企業が増えたのが目立ち、14社中7社に達した。
特にタツタ電線とJMACSは、昨年1人だったのをそれぞれ8人、4人に増やした。沖電線、三ッ星、東特電線も増加し、今年は中堅メーカーが事務系を比較的多く採用したのが特色だった。技術系を増員したのは6社となり、特に古河電工が22人増やしたのが際立った。
また、今年は住友電工、古河電工、フジクラ、日立金属の4社で全体の88%を占め、住友電工1社では46%強の割合となった。




最新号案内 | 次号案内 | バックナンバー | 定期購読とご購入

Copyright(C) ktc-densen.com All rights reserved.