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2017年3月13日

日本で健闘する海外電線メーカー


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特長ある製品・技術が武器
市場に根付き、実績拡大増進

海外電線メーカーで日本に拠点を構える企業は、おおよそ21社に達し、その数と企業の傾向は最近、余り変化が無い。共通点は特徴的な製品や高付加価値技術等を武器に市場に根ざしている点にあるようだ。事例としてはパンドウイット日本支社のように結束バンドメーカーながら、LAN用コネクタの親和性で一気に浮上したり、独・イグスのように独自技術でロボット/FAケーブル等でシェアを拡大したケースもあった。


経産省 金属産業取引適正化ガイドライン策定

件名先物問題など指摘
新品偏重含め 国交省と顧客団体へ要請

経産省は、電線取引を含む「金属産業取引適正化ガイドライン」を金属産業における下請適正取引等のためのガイドラインと題してまとめた。電線業界もカバーするのは初めて。電線取引では公取委と連携して①件名先物契約問題、②特殊配送問題、③リベート問題等を指摘し、独占禁止法「優越的地位の濫用」に違反する恐れがあるため是正を促した。一方、一連の問題についてユーザー各団体へ3月中に要請書を提出。その際にガイドラインには無いが、新品偏重問題についても要請分に盛り込む意向。


財務省調べ16暦年輸出
光ケーブル(70%増)とアルミ線(46%増)好調

光ケーブルはカナダ大急伸
アルミ線 中東向けACSR健闘

財務省がまとめた16暦年(1~12月累計)の輸出通関統計によれば、裸銅線を除いてほぼ好調に伸びた。ただ、輸出の単純合計では12万4千149トンで前年比1.3%減と微減。これは裸銅線(同42.1%減)が下降したため。また、光ファイバ心線(同2.0%減)は僅かに前年を割るも順当に推移した。
こうした中でとりわけアルミ線(同45.6%増)と光ファイバケーブル(同70.1%増)と大幅に伸びたのが目立った。アルミ線はベトナム、マレーシアと中近東向けが伸長し牽引車となった。中近東向けでは、特にクウェートへのACSR輸出が健闘した。
一方、光ファイバケーブルは韓国、香港、ベトナム、シンガポール、マレーシア、比国、米国向けが好調だった。しかし、左表には記載していないが、カナダ向けが頭一つ抜き出て大幅に伸長したのが際立った。カナダ向けを税関別にみると、木更津税関からの輸出が殆どを占め、スパイダルリボンケーブルなどが、その大半になった模様。今後、スパイダルリボン、ローラブルリボンケーブルなどの特殊/高付加価値光ケーブルが海外で主流になっているルーズチューブ市場に、出荷量を伸ばす見込み。


四国電力 OFケーブルの劣化確認

CV電線に650m、張り替え

四国電力は7日、送電線OFケーブルの劣化を確認し、今夏頃まで張り替える予定があると発表した。張り替えを実施するのは、ユーザー供給線路(香川県坂出市)の18.7万ボルトOFケーブルの2線路あるうちの1線路。今までの同OFケーブルから今回、18.7万ボルトCVケーブル(亘長650m)に変更する。
これは16年10月に発生したケーブル施設火災による都内の大規模停電事故を受け、経産省が同社に緊急点検を指示。高経年化による劣化が疑われる可燃性のある地中送電OFケーブルを用いている18.7万ボルトの香川線(香川県綾歌郡)と、ユーザー供給線路(香川県坂出市)の2路線の点検を進めてきたもの。その結果、香川県坂出市の一ユーザー供給路線・地中送電ケーブルの1カ所で劣化を確認し今回、交換を行うことにした。同日に経産省に報告したという。現状、対象となるOFケーブル2回線のうち、1回線の運用を停止し、改修工事を手配中という。
また、同社管内の地中電線ケーブル(距離)全体に占める構成比はOFケーブル55%、CVケーブルが45%という。


メタ研レポート 諏訪氏・飯塚氏 電線のアルミ化は進むか

米国 架空線以外にも使用 建設電販ケーブルで利用

日本メタル経済研究所・主任研究員の諏訪政市氏と飯塚久夫氏は「電線のアルミ化は進むか」と題して、共同でレポートをまとめた。前回はアルミ電線の製造および接続技術の現状、接続の際の注意点に触れ、アルミ化の障害の一つとなっているアルミ電線の接続問題をクリアーする必要性を述べた。今回は海外と日本におけるアルミ電線の接続技術を各部品(画像)を参照しながら解説する。




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