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2017年3月6日

石化軒並み値上げ、電線も値戻し必要


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上げ幅km VVF2×2sqで1380円超
塩ビコンパウンド kg20円以上高騰見込み

石化材料は、軒並み値上げラッシュになっている。これにともない電線ケーブルはコストアップになるため、その分の製品価格への転嫁が重要になりそうだ。現状、塩ビレジン等の値上げ打ち出し価格からみると塩ビコンパウンド換算で、kg当たり20円以上コスト高になる。これを電線価格(km当たり)で試算すると例えば、VVF2×2sqが1千380円以上、VVF2×8sqでは2千700円以上、それぞれコストが嵩む。塩ビレジンの値上げを巡った主要顧客・パイプメーカーとの攻防の情勢と、可塑剤メーカーの値上げ進捗動向次第だが、電線メーカーにとっては早晩、電線用石化材料の高騰に応じた値戻しが必要になってくる見通し。


トップインタビュー 住電日立ケーブル 多田嘉孝社長

17FY通期 業績予想 売上高650億円、9%増収
物流効率化、製販合算黒字目指す

住電日立ケーブルの多田嘉孝社長は、本紙取材で「17年FY通期事業計画では出荷銅量は前年度比5%増に設定し、売上高650億円(同9%増)、製販合算の安定黒字を見込む。17FY下期から首都圏再開発や建物の耐震補強・建替工事、さらに東京五輪関連の需要が動き出すことに期待し、これまでの受注の遅れを挽回したい」とした上で「電線需要のピーク時に向け、電線の切り分け加工の作業員確保を、各工場との協調などで最適に対応していく。同時に、12拠点ある物流網の一層の効率化に向け徹底した見直しを実施し、物流の向上を図る。また、ニーズを反映して施工性の向上を図った新製品開発等に一段と積極的に取り組む」と語った。


関東電販 16年度組合員業態調査アンケート

年号表示トラブル6割が経験
五輪後の落ち込み懸念57%強

関東電線販売業協同組合は、16年度組合業態調査アンケート(16年8月実施、会員数33社で回収率100%)をまとめた。これによると、19社が年号表示問題による受け取り拒否を経験し、そのうち36%強が、官庁向け品種で交換対応をしている。また東京五輪に対しては、6割近くが終了後の落ち込みが心配と答え、17年以降への期待(4割弱)を上回った。


NTT東西 17FY光投資計画1530億円7.3%減と低調

設備投資総額5,100億円、6.4%減
光ケーブル165万心km(8.3%減)

NTT東西は1日、17年度の事業計画の認可を総務省に申請した。17年度の売上高は、NTT東日本が1兆6千270億円(16年度業績予想比1.4%減)、NTT西日本が1兆4千420億円(同2.0%減)でどちらも減収とするものの、経営の効率化を図ることにより経費削減を推し進め、営業利益はNTT東が1千800億円(同16.1%増)、NTT西が900億円(同40.6%増)で大きく増益するとした。
そうした中、設備投資額は東西いずれも16年度を下回る見通しで、合計額は5千100億円(前年度計画比6.4%減、350億円減)。うちアクセス網光化投資は1千530億円(同7.3%減、120億円減)とした。
施設整備については、安定かつ良好なサービス提供に必要なケーブルの取り替えなどを実施し、顧客サービスおよび通信システムの維持・安定化や作業の安全、社会環境との調和を図るとしている。また、電気通信施設の改良・高度化にあたっては、既存設備の徹底活用などによってコストの低廉化を推進する。


機械メーカーHCI WH用6軸ロボットラインを出荷

クセ電線も部材挿入~圧着まで可

電線製造機械メーカーのHCI(大阪府泉大津市)はこのほど、「ワイヤーハーネス製造用6軸ロボットライン」を完成させ、製品出荷を行った。
今回、出荷したシステムは、配電盤組立配線工程の一部となるワイヤーハーネス製造ライン(リング挿入、マークチューブ挿入、電線被覆剥、圧着端子挿入、カシメ)をロボット及び自動電線端末加工機にて自動化したシステム。装置は、6軸ロボット、電線供給部、ケーブル搬送部、把取部、リング供給部、電線加工部、電線排出部、制御装置、安全装置等から構成される。
対象電線はIV:1.25sq(外径3.0mm)、2.0sq(3.4mm)、KIV:0.75sq(2.7mm)、1.25sq(3.1mm)、2.0sq(3.4mm)。同システムは受注生産方式で、配電盤向け以外にも自動車向けや機器用向けのワイヤーハーネス等で開発可能となる。




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