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2017年2月20日・27日

インタビュー新社長に聞く 古河電工 新社長 小林 敬一氏


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戦略守りから攻めに

古河電工の新社長に4月から就任する小林敬一氏は、共同取材の中で、今後の課題として①安全・健康・コンプライアンスをベースとした顧客との新たな価値の創造と競争力のある物造りの実現と、②マーケットの声と、研究開発を含めた物造りのマッチングを掲げた上で、主力事業分野の展開について「情報通信分野では、ローラブルリボン・ファイバなど高付加価値で、高機能な光ファイバ・ケーブルに注力する。自動車分野ではワイヤーハーネスのアルミ化によって競争力を確保する」ことなどを述べた。また、一連の取り組みについて今後の古河電工は、「とりわけ、守りから攻めに転じる」姿勢を強調した。


機械メーカーの動向インタビュー
スイス・シュロニガー社 クリストフCEO

ワイヤー・ストリッパーマシンメーカー世界No.2「スイス・シュロニガー社」のクリストフ・シューフバッハCEOは本紙取材の中で「(新興国の労賃高騰などで)同マシンの自動化は進むものの、実現的には多種多様で複雑な加工が増え単一マシンを用いて低コスト・効率的に作業することも多く、顧客は双方を選択したり、または組み合わせて対応している」とした上で、単一機種の組み合わせ・統合やシステム(ライン)化には「他社の機種等とも繋がり使い易く、効率良く稼動させるソフトウェア開発が必要。最先端ソフト企業を昨年、完全子会社化した。今後、東欧へ投資して新拠点を設け、システムソフト開発事業を拡大したい」と語った。


電線用石化材料 値上げラッシュ

kg上げ幅 塩ビ20円、可塑剤20~25円
パイプと可塑剤の動向が焦点

電線用石化材料の値上げラッシュが軒並み始まっている。いずれも原料高騰にともなうもので、塩ビコンパウンド用では塩ビ樹脂、可塑剤~安定剤など殆どの原料価格が上昇。主原料の塩ビ(4社)と汎用可塑剤(3社)の全社が、値上げを打ち出している。
具体的には、塩ビは値上げ時期が2月21日~4月1日とやや開きがあるものの、kg当たり上げ幅は4社同一で20円以上になった。フタル酸系可塑剤は、値上げ時期が1月21日~23日とほぼ同時期だが、同上げ幅は20円以上~25円と開きが生じた。
この価格引き上げ分を電線用塩ビコンパウンド換算にすると、kg当たり20円以上のアップになる。塩ビコンパウンドメーカーや、コンパウンドを自社で製造する自家練り電線メーカーにとってコスト高になる。
従って塩ビコンパウンドメーカーは、この情勢下、原料の調達事情はほぼ同様なため、塩ビメーカーと大手顧客であるパイプメーカーとの値上げ交渉や可塑剤の値上げ浸透次第では早晩、kg20円以上の価格引き上げに踏み切る模様。また、電線メーカーにとっては塩ビ電線の石化材料値上げ分の価格転嫁が必要になってきている。


海光電業 17年度目標 売上高300億円、増益

下期へ期待、適正利潤確保推進
16年度業績14%減収減益

独立系大手電線問屋である海光電業の16年度(17年1月期)通期業績は、売上高が245億円(前年度比14.0%減)と減収、減益になった。15年度売上高は過去最高で6期連続の増収だったが、今秋以降の本格的な建販需要を控えて一旦、小休止となった格好だ。一昨年秋以来、電設分野など建販需要が伸び悩んだほか、銅価の下落や乱高下などがあり、売上高は当初計画には達しなかった。一方、同社は売上目標300億円達成と増益確保を目指す17年度(18年1月期)の新基本方針を打ち出した。


三福工業、電線用 タイで合弁を設立

フッ素ゴムコンパウンド製造

三福工業は13日、タイのCharoensinGroup(Charoensin Holding社)と合弁で、電線のフッ素ゴムコンパウンドの製造販売会社「CSMitsuhukuElastomer社」の設立を発表した。新会社の資本金は2千800万タイバーツ、出資比率はCharoensinGroupCO・LTD51%、三福工業が49%。17年7月から生産開始を予定。フッ素電線用にも出荷可能だ。CharoensinGroupはタイにゴムコンパウンド製造販売会社CS Rubber industry社を展開しており、同社はタイ国の中堅コンパウンダーである。
三福工業から新会社へマネージング・ディレクターを駐在派遣する他、同社からの出張派遣、新会社からの研修受け入れ等を行い、早期に安定した品質での立ち上げを目指す。




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