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2016年12月5日

古河電工 住友電工  フジクラ 昭和電線
光ケーブルの世界的な主流へ


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ITUなど世界標準へ 格段のコスト削減で好調

古河電工、住友電工、フジクラ、昭和電線の電線大手4社がそれぞれ手掛る『新型光ケーブル』の受注がグローバルで今後急伸する見通し。これは間欠接着剤型光ファイバテープ心線をケーブル化したものであり、世界で主流のルースチューブケーブルに比べ光インフラコストを格段に削減し、工事を確実・簡単・短期に実施できるためだ。裏打ちするようフジクラの16FY海外同出荷見込み額は、発売開始時の14FY比7~8倍に大伸長し佐倉事業所は連日フル稼働が続く。古河電工も顧客から好評を博している、という。(一部既報)


そこが聞きたい フジクラ 笹川明取締役常務

メキシコは2千人増員 安徽省に新工場を建設中

フジクラの取締役常務執行役員自動車電装カンパニー統括・笹川明氏は、取材の中で、EV車への取組強化を掲げ「(そのニーズとなる)高電圧太物ケーブル関連とクリーニングシステム、ジャンクションBOX関連製品や画像情報伝送系ケーブルとして光ファイバ関連等に傾注する」とした一方、車載用FPCでは「ミラーやドア、センサー、ランプ類の需要が今後増える」とし、その受注獲得に力を注ぐ意向を示した。また、WH展開ではウクライナとモルドバ拠点の拡大、パラグアイでの増員に加え「メキシコに工場を新設し、16FY中の立上げに向け準備を推進。さらに従来拠点も拡大しトータルで2千人ほど増やす。また、中国・安徽省で15FY中の拠点拡張を目指し新工場を建設中で有り、現地民族系の受注を積極的に取り込んでいく」と述べた。


細線メーカー埼玉・アライ 本社・アルミ工場の拡張など業容拡大へ

目標銅量10%増 アルミは3割増 新潟工場も増産
半導体関連企業と加工事業で提携

細線メーカーのアライ(新井佐千夫:社長、埼玉県新座市野火止2-2-18)は、①本社・アルミ工場の拡張を軸に、②銅撚線ラインの増設、③新潟工場・本社工場における細物導体の生産能力増強、④半導体関連メーカー石川電気と加工事業で提携を行うなどの事業戦略によって、月産の銅出荷量で現状比10%増の300トン、同アルミ出荷量では同3割増の20トンをターゲットに業容拡大を推進している。同社の業績は16年8月期が売上高25億円(前年度比微増)、税引前利益1千300万円(同3.25倍)となり、大幅増益も売上高は銅価下落で微増だったが、17年8月期は一連の方策で業績の向上とともに、企業基盤の強化を遂行していく。


電線用国内PEシェア 16年1~10月(累計)
NUCは20数年以上、不動のNo.1

変動全体で2ポイントだけ OFケーブル張替の影響無し

光ファイバの出荷量は海外向けを軸に史上最高となる一方、電線は自動車用電線の需要が戻ってきたものの、建販電線や電力ケーブル等が苦戦を強いられる。その情勢下、本紙が集計した国内メタル電線及び光ファイバケーブル用PE(= ポリエチレン / 16年1~10月累計出荷量) のメーカー別シェアは、前年同期比で僅か2.0ポイント(= P) の変動のみで、勢力図に大きな変化は無かった。


関東電販 16年度組合員業態調査アンケート

90%が与信の警戒継続 客先管理や対策強化

関東電線販売業協同組合は、16年度合業態調査アンケート(8月実施、会員数33社で回収率100%) をまとめた。与信警戒感については15年度は88% 、16年度は90% の企業が引き続き警戒を高めている状況となった。顧客ごとの与信限度額の設定、訪問回数を増やし、詳細な情報収集をするなどの対策を強化することで、与信の管理を厳しく行っている。




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