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2016年9月19日・26日

中国光市場 輸出に傾注する大手SI


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基地局、北米データコム向け展開へ FTTH案件は低迷

【中国・深セン発】アジア最大の光通信関連展示会「第18回中国国際光電博覧会」(CIOE2016)が9月6~9日の4日間、中国の深セン市で開催された。昨年までの活況なFTTH整備を反映して関連製品の展示が多く見られたが、中国市場でのFTTH需要は減退の様相を見せ始めた。一方で、デターコムや10~100G超の光通信デバイスなど、その他の市場展開を見据えた展示も多く見られた。中国国内光通信の設備投資は減速しても、華為(ファーウェイ)や中興(ZTE)の大手SIerは新興国向けに輸出好調なので、内需と外需を区分する視座が必要となるだろう。


インタビュー新社長に聞く カンザック 墨谷義則社長

メッキ設備、能力約50%増強 20FY目標 売上高50億円(15FY比 43%増)

カンザックの墨谷義則・新社長は共同取材の中で「中計の最終年度の20FYには売上高を15FYの35億円から50億円へ拡大させる」とした上で「主要3事業の中でメッキ加工事業を成長の柱にする。16FY中に約1億円を設備投資し16FY第4Q中には立ち上がる見通しで、電子部品用民生機器向け板状などメッキ加工の生産能力を約50%増強。福井工場で銅条のメッキ加工連続製造設備を4ライン増設し、合計で19ラインにする。現状、受注が好調で製造は繁忙が続く」と語った。また、新規設備は新メッキ皮膜・高機能メッキに加え、分野別には民生機器向け商材の増産を図るとともに、車載機器向けなどの古河電工グループが手掛ける電子部品SRC(ステアリング・ロール・コネクタ)端子用途向けにも生産する意向だ。


HCI WH用6軸ロボット開発

人との協業を実現へ

電線ケーブル製造機械メーカーのHCI(奥山剛旭:社長、大阪府泉大津市式内超6の30)は、「ワイヤーハーネス製造用6軸ロボットライン」を開発し、電線業界をはじめ様々な産業分野の顧客から、引き合いが急伸している。
これはロボット導入実証事業に採尺されたヒューマン協業型&ロボット自動化製造ライン。近々、上市も実施する。販売は、受注生産方式。
6軸ロボットを用いて電線ケーブルのシース・被覆を皮剥・ストリップし、端末を圧着クリンプし、・端子及びコネクタ加工。端末加工したケーブルを、さらにマーク用チューブとリングを通じた状態に仕上げる。その際の線材径Øが0.75mm~2.0mm。ケーブル長は最大8mまで対応する。
この一連の作業をニーズに応じて、ロボットのみの自動化もできれば、人とロボットの協業にも適応し、顧客はいずれかを選択できるようにした。用途によってはロボットが行う作業・ワークを、人の確認が必要なケースや、何割かの作業は人の手でしか、適用できない場合もあり、そうした点も考慮した。


日本電線工業会調べ 主要7部門別の出荷 7月の総量5.66万t(6.9%減)、8カ月連続減

建販の10.8%減が響く 8月は9カ月振りにプラス

電線工業会がまとめたメタル電線の主要7部門別出荷数量の7月分実績及び8月分推定によれば、7月分実績は建設電販が前年同月比で10%強のマイナスで減速した他、電力などもブレーキが掛かったままで合わせて3部門が減少し、総計は5万6千626トンで同6.9%減になり、8カ月連続で下回った。
光ファイバは輸出が踊り場に入りながらも、総計は392.4万kmC(同3.3%)と高水準で推移している。
一方、メタル電線の8月分推定は建販が0.2%の微減に留まり、通信、電力、自動車、その他内需が前年を上回り、総計は5.37万トンで同1.0%増と9カ月振りにプラスになるとし、下期からの本格需要に期待を繋いだ。


サンテレホン 新・物流センター本格稼働

ケーブル加工、配送サービス拡充「TRS」の向上目指す

サンテレホンは20日、新・本社物流センターの機能を東京都大田区に移転、本格稼動させた。情報通信機器商社の国内最大大手として、物流サービスの「TRS」(Timely<適時>、Rapid<迅速>、Satisfy<満足>)の向上を目指す。
新・本社物流センターは、日本ロジテム大井営業所内(大田区東海4-7-20)の3階を専有した。同社は各種ネットワーク、通信機材を総合的に扱うが、中でも電線・ケーブル製品は、取扱量ベースで3~4割を占め、主力製品として位置づけられている。UTPケーブルや通信用ケーブルが中心だが、足元では、再生エネ関連で電力系ケーブルの取り扱いも増加しており、移転を機にケーブル加工や配送サービスの拡充を図る。
今回の新センター稼動により、①倉庫機能の強化、②配送サービスの拡充、③業容拡大への対応、が見込まれている。




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