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2016年9月5日

トップインタビュー フジクラ伊藤雅彦社長


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売上規模より利益重視

フジクラの伊藤雅彦社長は、共同取材で「売上規模よりも利益を重視する高収益企業の実現を目指し、20年度までに具体的には売上高営業利益率7%以上を達成したい」と述べた上、「海外での光情通や自動車を含めたエレクトロニクス市場は、成長が期待でき1、2年で設備投資を行う。今後の成長市場は海外が軸となるだろうし、中期では利益の70%程まで海外で稼ぎたい。同時に資本コストを回収することが大切」とした。また、FDCの取り組みでは「構造改革施策を進めるとともにFA、IoTを利用した新たな生産技術・開発などが求められる。その設備投資を早めに実施し、20年度迄にこの回収を終了させ、しっかりと利益を計上したい」意向を示した。一方、現状、特に光ファイバ・ケーブル及び母材の国内外製造拠点は、海外向けに軒並みフル操業という。


インタビュー新社長に聞く 岡野電線 瀬戸勝社長

新製品 芽吹かせ増収を狙う
16FY通期連結目標 売上高70億円後半15%増、営業黒字

岡野電線の瀬戸勝・新社長は、16FY通期連結業績見通しについて「出荷銅量は683トン(前年度比5.9%減)で売上高70億円後半(同15%増)、営業損益にて黒字を目指す」とした上で「NTT向けは10%減収だが、モバイル/関連、産業機器市場で売上高伸張を図り増収を達成したい。また、今まで市場投入した新製品が芽吹く時期で、その成長に向け販促展開を図る。営業損益面の方策では、事業移管を受けた多心光ケーブルコネクタ加工事業で採算面で厳しい品種や、従来のコスト削減を遂行し価格で厳しい品種は海外生産シフトを実施する」と述べた。また、中計では通期連結売上高18FYに90億円、20FYには100億円を目標に①一般公衆通信網分野②産業用機械分野③輸送用分野の3分野に注力するとした。


伸銅協会 新規開拓と技術開発

ロードマップを策定

日本伸銅協会は、8月に『伸銅品技術戦略ロードマップ2016』をまとめ、このほど公表した。回復が進まない国内需要や新興国の追い上げ等の危機感を背景に、I新規需要の開拓とⅡその実現に向けての技術開発の方向性を示すほか、Ⅲ伸銅業界の共通課題について検討し、競争力強化に向けた対策を特定した産業ビジョンで構成する。板条、棒線、管の3分野に分け、該当するメーカーの中堅技術者によるワーキンググループを設置し、大学の研究者の支援も得て中・長期的な支店で策定された。


建設経済 電気工事業32万人(14FY)ピーク時比3割減

建設経済研究所はこのほど、建設関連産業の動向として電気工事業についてのレポートをまとめた。
電気工事業界では、技術者の高齢化や若年層の入職者の減少による人手不足が懸念されている。これに加え、工期の終盤を狙う電気設備工事は、工程の遅れのしわ寄せを受ける可能性が高く、最近では、建設プロジェクトの巨大化や集中によっても工期にさらに影響が発生する。このため、電線・ケーブル業界が受けるダメージも大きく、その動向が注視されている。
電気工事業の就業者数の推移を見ると、94年度がピークで46万2千204人だったが、その後、公共事業の縮小に連動して、10年度には30万人を割り込み、28万4千395人にまで落ち込んだ。これは、ピークと比べて4割近くも減少したことになる。
ただし、その後は回復基調にあり、11年度~14年度は30~33万人の就業者数で推移。直近の14年度のデータでは、32万1千697人(ピーク時比30.4%減)となっている。
一方、電気工事業の許可業者は、00年まで増え続けた後、5万3千業者前後と、ほぼ横ばいで推移していたが、08年の5万1千854業者を底に近年は増加傾向を辿っている。


理研 ベトナム拠点が稼動 電線用コンパウンド

リケンテクノスが、かねてからベトナムで建設を進めていた塩ビコンパウンドの生産拠点がこのほど完成し、現地進出の日系電線メーカーや自動車用WHメーカー向けなどにサンプル出荷をスタートした。順調に立ち上がり、秋口から順次本稼動に入り早晩、本格展開を開始する。
社名はリケンベトナムカンパニーリミテッド(同国ビンズオン省)で、電線ケーブル及び自動車用WH用と他の軟質塩ビコンパウンド、医療用コンパウンドの製造と販売。代表者は寺川真澄氏、敷地面積は同社海外拠点では最大規模。資本金1千万米ドルで同社100%出資。設立14年12月。社員数は現状60人、売上高目標は16CY1千200万ドル、17CY3千400万ドル、18CY4千400万ドル。決算期12月末。
同国には多くの日系電線、自動車用WHメーカーが進出し、中には規模拡張を図っている企業も少なくない。なお、リケンテクノスは現状、海外生産拠点は5カ国(タイ・米・インドネシア・中・ベトナム)7拠点で展開しグローバル化が進む。ベトナムはかつて最初の海外進出国になる予定だったが、それから10年以上経て稼動した。




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