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2016年8月29日

顔なき電線⇒個性と特長ある製品へ


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建販向け品揃えが増進
先駆者『やわらかシリーズ』大ヒット

TVや自動車など他産業の製品に比べ、とかく電線ケーブルは『顔』が無いと言われている。厳格な規格で統一され、どの電線メーカーの製品もほぼ同様なためだ。その中で個性が有り、特徴を持った新製品を独自開発し、建販市場へ打って出る電線メーカーが増えてきた。矢崎エナジーシステムの「やわらかシリーズ」、古河エレコムの「超軽量ハイブリッドBH」等であり、矢崎の「やわらかシリーズ」は、業界で久々の大ヒット商品になっている。さらには他社でも新製品投入を規格しているという。


トップインタビュー 関東電販 吉田康一 理事長

関東電線販売業協同組合(関東電販)の新理事長に就任した吉田康一(丸吉電機社長)氏は、16年度事業計画で①商慣習改善、②エコケーブル・普及率30%推進、③『電線の日』の制定の3重点施策を掲げ、①の商慣習改善について「電線工業会の『取引正常化のためのガイドライン』に沿って電線メーカーともに、有るべき姿の実現に向け、どうアクションを適切に起こすかであり、全電連と連携して最適に進める」意向を示し「今後は電線工業会にデベロッパー、ゼネコンや大手電気工事業者に対し、同ガイドラインの説明をお願いしたい。一方、電線メーカーと流通は大手電気工事業者の資材調達担当者を個別に回り、商慣習改善への折衝を重ねて根気強く理解を得ることが大切」と述べた。


そこが聞きたい 日本伸銅協会 堀 和雅会長

日本伸銅協会の新会長に就任した堀和雅氏(三菱伸銅社長)は、あす30日に公表する『伸銅品ロードマップ』について、「新規需要や技術開発について、アイデアや方法論をまとめた。さらに、将来、どういう分野が伸びるかなどを想定し、そこから立ち戻り、現時点から何に取り組むべきかを主旨としてまとめた」と述べた。また中小・中堅会員の支援では、「新たな取り組みとして11月に中小会員懇談会を開催する。例えば、中小の会員企業に新入社員への安全教育について、大手会員企業に体感設備を使わせてもらうことを協会が斡旋するなどを想定している」と語った。


タイ矢崎 アセアン・ハブ新工場

開所式開く、5倍に拡張予定

矢崎エナジーシステムは2日、タイ矢崎電線スワンナプーム工場の開所式を同工場内で開催。矢﨑航社長や同社首脳陣の他に、顧客や現地関係者など約140人が列席し盛大に行った。
席上、矢﨑航社長は挨拶の中で「矢崎総業は今年、創業75周年にあった。タイ進出が矢崎グループの海外展開で初めての国で、タイ矢崎電線も55年目を迎え、タイ国内の電線・ケーブル販売シェアは約3割に達している。伸張著しいASEANの需要拡大に対応するには、いっそうの供給能力アップが必要で、今年度の月産能力を銅量換算で2.5千トンから3.7千トン態勢へ5割増強する本日、見学された新工場では同社・主力製品のCVケーブル、低圧絶縁電線を製造し需要増に対応するが、最終的には現在の5倍の工業に拡張する予定。社員数は当初は約70人でスタートし、最終的に700人規模にする計画。導入設備は日本国内で販売好調な『やわらかCV』用途に開発したラインを軸に高生産効率工場にする。日本で問題の『震災を考慮したBCP対応』が可能な体制を、日本~タイ国間で構築する。矢崎エナジーシステムの海外生産拠点はタイ拠点のみだが、電線部門では今回の新拠点をベースにミャンマー、カンボジア等の周辺国への事業展開を強化していく」と述べた。


カナレ電気 海外売上高比率50%目指す

独進出、販売委託展開

カナレ電気は、海外事業展開をいっそう強化する。前期にインド拠点を開設、今期はドイツ拠点の開設を計画するのに加え、4カ国・地域でセールス・レップ(個人事業主への販売委託)を展開し、中・長期的に海外売上げ高比率50%を目指していく。
新規拠点では、10月の開設を目指しドイツ・デュッセルドルフに販売子会社を設置する。日本と同等の放送市場規模が考えられ、ドイツを中心に展開していく。ただ、電線・ケーブルに関してはFRNC(非腐食性)の規格取得が必須となるため、製造拠点の選定を早急に判断していく。




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