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2016年8月15日・22日

光ファイバ大手3社 絶好調を持続


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軒並みフル稼働が続く 増産投資、鮮明な企業も

光ファイバメーカー大手3社古河電工、住友電工、フジクラの国内外の生産拠点は軒並みフル稼働(母材を含む)を続けており、絶好調を持続している。各社とも史上最高の光ファイバ生産量を塗り替えており、16年度第1四半期業績向上にも大きく寄与した企業がある。背景にはスマホ、携帯電話用途等に北米など海外のデータセンター、FTTH向け市場で需要が大きく増進している点が指摘できる。そのため、中には再び新たな増産に乗り出す構えを鮮明にしている企業もある。


インタビュー新社長に聞く 住電日立ケーブル 多田嘉孝社長

住電日立ケーブル(HS&T)の多田嘉孝・新社長は「当初、銅価は62万円/トンで16FY事業計画を立てた。ただ、これだけ銅価が下がると出荷銅量が前年度並みまたはプラスαでも減収の可能性が高い。そうした中、16FYは出荷銅量6.45万鈍(前年度比微減)で売上高680億円(同4%減)、製販合算黒字を目指す。きめ細やかな営業等でこの難局を打開したい」とした上で「今後は従来以上に、顧客ニーズに即した改良製品の開発を強化。さらに低発煙等も含むエコ電線などにも傾注する」とした。また、16~20FY(5カ年)新中計・第1次計画を9月迄にまとめるが、その際に電線工業会の取引適正化ガイドラインに基づき業務を遂行し、収益の向上を図りたい、とした。


中堅8社1Q決算 増収は2社、5社が営業増益

増収効果や付加価値品拡販 生産性の改善効果も

中堅電線メーカー8社の16年度第1四半期業績が出そろった(一部・暦年上期、非連結で2月期)。増収増益(営業利益ベース)は2社、減収増益3社、減収減益2社、減収損失1社と明暗が分かれた。増収2社は、主力の電線ケーブル事業が伸長し、増益5社は増収効果や高付加価値製品の拡販、生産性改善の効果等が現れた。減収6社は、競争激化や需要の減少、銅価下落等が影響し、3社が減益および損失を計上した。


東電工・海外事業 車載向けWHが堅調

16年CY 増収・営業増益計画

東京電線工業の海外事業展開が、堅調に推移している。海外3拠点(東莞、上海、タイ)では、車載機器用ハーネスの伸長に支えられ、16年12月期業績は各拠点とも増収・営業増益を見込む。引き続き欧州地域向け車載機器用の受注強化を図り、業績向上を目指す。
拠点別の動向を見ると、東莞拠点では、欧米系ユーザーの車載機器向けハーネスが新機種需要も含めて順調に推移している。加えて、医療機器やOA機器向けも堅調な伸びが期待され、今期は増収を予測する。同時に、人件費上昇に対応するため、上海拠点も含め自動化や生産性スピードアップに向けて継続的に設備投資を行う予測。


古河電工 オープンラボを横浜事業所に新設

新事業の創出のに注力へ 企業や大学・研究機関と協業

古河電工は17日、「オープンラボ(名称:ファンラボ=FunLab)」を同社・横浜事務所内(横浜市西区岡野2の4の3)に新設し、オープンイノベーションを推進して新事業創出に注力すると表明した。22日から社外向けFunLabの公開をスタートした。
古河電工のオープンラボ・ファンラボ(FunLab)は、同施設を活用しながら製品点数で3万以上に及ぶともいわれる同社の製品化技術などに、他社の技術やアイデア、サービスなどを組み合わせ、新しいビジネスモデルや研究成果、製品開発等の実現に向けた技術の棚卸しなども実施する新たな展開で、新事業の開拓を加速させる。同社の技術展示エリアと、来訪者の研究者との議論で浮かんだアイデアを書き留めるホワイトボードなどを備えた交流エリア施設を備えている。




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