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2016年6月27日

中・広州 W & C 展 注目の「稀土高鉄アルミ合金ケーブル」


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欧米・新興国に輸出拡大
認可取得企業が増加

【中国・広州発】「ワイヤーアンドケーブル広州」(=W & C 展、主催:メサゴ・メッセフランクフルト社)が6月6~8日の3日間、中国・広州市で開催された。重工業系における中国国内需要の落ち込みから、前年に引き続きやや規模が縮小した。目立っていたのは、やはり前年と同様、稀土(レアアース)高鉄濃度アルミ合金ケーブル。今年は、政府の認証を受けた企業が増加し、欧米や新興国に輸出拡大を図る動きがうかがえた。


トップインタビュー  関西電販 理事長 松原俊光氏

商慣習の改善 流通各立場にて 全力で支援へ
電線の使用期限規格が必要

関西電線業販売協同組合 (関西電販) の松原俊光・新理事長 (光昭取締役会長) は、16FY事業計画で「ポイントは商慣行改善。電線工業会がまとめた商慣習改善に向けた 『取引正常化ガイドライン』 に沿い、当会は特に①全ての取引で契約書を交わし業務を行うことと、②特殊配送の見直しに力を注ぐ」とした上で、 「ガイドラインで枠組みができ、この説明会を実施。今後は、それに如何に魂を入れ改善するかだ。挫けず、定期的な持続が重要。これは大手電線メーカーに限らず流通の問題でもあり各立場で支えることが大切。当会も、それを踏まえ全面的に支援し、電線業界の底上げを図る。また、電線の使用期限についてJIS等の規格化が必要」 と語った。


そこが聞きたい OCC 都丸悦孝 社長

15FY 売上高 201億円 16 % 増、営業益率 8.5 %
フル稼働続き、受注残 3万km

OCCの都丸悦孝社長は、光海底ケーブル市場が様々なプロジェクトを抱え活況であり「15年度業績は売上高201億円 (前年度比16%増) 、営業利益17億円 (同50%増) 、営業利益率8.5% で大幅な増収増益を計上した。携帯基地局用同軸は苦戦したが、光海底ケーブル需要が活発で、これに即した生産ラインの新設が奏功した」とした上で、16年度業績見通しについて「売上高203億円 (同微増) 、営業利益が前年度並みを達成したい。微増収としたのは一連の光海底ケーブルの需要が旺盛で1ライン新設しフル稼働を継続しながらも、折からの円高の逆風と銅相場の変動、国際情勢のリスクの影響など外的な懸念が大きいため」と慎重にみている。


電線業界のアジア進出、12ヶ国366(拠点)微増 [本紙集計]

リスクも中国が4割強 自動車と機器電線が軸

本紙・集計の国内電線関連企業 (メーカーと流通) による製造・販売などのアジア進出拠点数は12カ国、366拠点に達し、前年に比べミャンマー1カ国が増え、拠点は10拠点増加し2拠点が減り実質8拠点増え、アジア進出が活発なことが判明した。中国やタイ、台湾等で10拠点増え、マレーシアと韓国で各1拠点減少した。進出国のうち中国が4割強を占め、経済不安等を抱えるも依然、市場規模が巨大で大きな存在感を発揮した。ただ、中国リスクで地産地消をベースに東南アジアなどへ別に拠点を設けたり、シフトするケースも散見した。製造・取扱い品種別には自動車関連の電線等とFAを含む機器用電線の2つが多く、他の製品は少ない傾向を示した。先行き、中国を筆頭にアジア諸国が一段と技術力や経済力をつける中、電線メーカー等のアジア進出は一段と複雑化しそうだ。


岡野電線 新社長に瀬戸勝氏

上倉社長は顧問へ

岡野電線は6月24日、株主総会後に取締役会を開き、新社長に瀬戸勝 (正電社・社長) 氏を選出した。
これにともなって上倉康弘・社長は顧問に就任した。




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