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2016年5月2日

ビスキャスの再編、残る「3子会社」


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古河電工フジクラ 両社 独自に再始動
仏ネクサスとの合弁企業NVC社、中国2社

古河電工は4月25日、柴田光義社長ら首脳陣が、フジクラと折半合弁で設立した電力ケーブルメーカー「ビスキャス」について解散・清算する方向にあると表明した。10月1日の再編を目標に同日、古河電工とフジクラの両社間でビスキャスの再編について基本合意を結んだ。ビスキャスは電力事業を古河電工に、送配電事業をフジクラに譲渡。ただ、ビスキャスの子会社である日本ハイボルテージケーブル(千葉県富津市、仏・ネクサスとの合弁会社)と、中国の維世佳(藩陽)電力器材、維世佳藩陽電纜の3社の再編内容は明らかにされず今後、詰めていく。


そこが聞きたい ネクストロム社 営業取締役 アラン・ジロー氏

母材品薄 超繁忙な世界の光ファイバ市場 増産相次ぎ、売上高2倍

光ファイバ製造設備でNo.1のフィンランド・ネクストロム社のアラン・ジロー営業&マーケティング担当取締役は、スマホの普及、FTTH整備などで光ファイバ市場はグローバルで非常に活発なことから「品薄状態にあり、特に母材が不足。これにより中国のファイバメーカー上位5社は合計で今後3年以内に年/5千万以上~1億kmCの母材と紡糸の生産能力増を図る。さらに欧米等の設備投資も活発だ」とした上で「このため当社は6~10ヵ月の同設備の受注残を抱えており、17年6月期の通期売上高は前年度比2倍になる見通し。ただ、光ファイバ1kmCの価格は7ドルと下がっている」と語った。


電子回路16年日系企業生産 1兆7845億円(10.9%増)

FPC 海外生産拡大 18CY2.1兆円(年9.6%増)

日本電子回路工業会(JPCA)はこのほど、日本の電子回路業界の15年生産実績、16年計画および2年後、3年後の将来予測を調査した『日本の電子回路産業2016』をまとめた。それによると、15年の国内生産、海外生産を合わせた日系企業の総生産額は、1兆6千84億円(前年比15.0%増)となった。一方、16年は1兆7千845億1千万円(同10.9%増)と予測した。ユーザーの海外調達がいっそう進み、大手企業によるフレキシブル配線板(FPC)の海外生産が拡大することが主要因。今後も海外生産が一段と加速しそうだ。(一部既報)


KANZACC AI電線の割合50%目標

銀めっきAI線を量産

KANZACC(本社・大阪市北区、石橋久和:社長)は4月22日、銀めっきアルミ線の量産を開始し、電線事業において、アルミ電線の売上比率を16年度見込みの5%から20年度までに50%に拡大することを明らかにした。すでにめっき量産設備1ラインを新設し、製造能力は月間30トン(銅換算で同100トン)態勢で市場拡大に注力する。
対象品種は、軽さが必要な航空・宇宙向けの通信ケーブル、車載機器関連のリード線などに加え、600ボルトのCV等の工事用汎用電線などであり、売上増では建販分野を狙う。今後、建販分野でのアルミ化が再燃化する可能性を秘めている。同社では線材・電線の双方で拡販を図る。
アルミ電線は軽さが特長だが、異種金属とのコネクタ接続で電食が課題。同社は独自技術の錫や銅めっきを施しこれを解決した。めっき膜厚は1~30μまで用途に応じ適応する。


春の叙勲 黄綬褒章を受章 KANZACC、石橋社長

春の叙勲と褒章が4月28日に発表され、KANZACCの石橋久和社長が黄綬褒章を受章した。
石橋社長は「入社以来、高品質な金属溶接管を製造する特殊フォーミング法の特許をベースに、電線ケーブル用、車載マフラー用、省エネ家電モーター用などの各種金属管の開発や、高品質めっき加工技術の開発等を行ってきたが、今回の受章は、私個人というよりもともに技術開発を行ってきた会社関係者や業界ユーザーの尽力であり、深く感謝申し上げる。今後も一層精進を重ね、微力ながら社会の発展に力を尽くしていきたい」と述べている。




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