バックナンバー
2016年3月21日・28日

厳しい日本で、健闘する海外電線メーカー


電線新聞定期購読

ご購入はこちら

根を生やし実績を積む 独自製品・技術が武器

海外電線メーカーで日本に拠点を構える企業は、ザックリみただけでも21社に達しその数は最近、余り変わらない。ただ、低成長な日本の電線市場で堅実に事業展開する会社が少なくない。共通点は特徴的な製品や高付加価値技術等を武器に根ざしていることにある。中には独・イグスのようにロボット/FAケーブル等でシェア拡大したり、米・コムスコープのように高周波同軸のアルミ化で市場をリードするケースもある。


伸興電線 総事業費8億円、D棟稼働

生産の効率化を狙う 消防用電線 80% 増 (08FY比)

伸興電線(本社:香川県さぬき市、尾﨑勝社長)は、総事業費約8億円を投入して15年12月に本社工場内にD棟を竣工し、本格稼動を開始した。伸線~撚り合わせまではA~C工場、その後の工程をD工場と分け、生産効率の向上を図る狙いだ。また、直近では消防用の耐熱電線が好調に推移し、リーマン前との対比で80% 程伸びているという。今後、さらに営業力強化と切断・配送機能の充実を図り新規市場を開拓する。


Wire Dusseldolf 注目企業の電線製造マシン・設備 紙上展示

4月4~8日 50数カ国、千数百社超が出品
インフラ、医療、アルミに注力

世界最大規模の国際ワイヤー&チューブ展が4月4~8日の5日間、独・デュッセルドルフ見本市会場で開催。今回ワイヤーショーには約50数カ国・1千数百社(前回54カ国・1千332社)が出展する。電線ケーブル及び光ファイバ生産向けに、光母材生産装置、電線押出ラインの大掛かりなものからクロスヘッドまで最新鋭のマシン・技術や中古機も出品。メイン分野は太陽光発電などクリーンエネルギー、直流超高圧海底ケーブルや光ファイバ・ケーブルなどの電力/情報通信インフラであり、その他には医療分野向け各種ケーブル、自動車用などのアルミ電線ケーブル分野が主力になりそうだ。地域的には中国や新興国からの出展や来場者が増える見通し。日本からはユニテックJ (=代理店併設出展:ローゼンダール等)、電材貿易 (同サンプ)、IKG (同マフィファ等) などが出展し、また、新たに住友電工と神島化学工業等が出展することになり、本紙では同見本市関連の注目機種を紹介する。


日本電線工業会部門別需要見通し
16FY総量71.1万t (1.8%) 再浮上

建販34.5万t (2.3%増) が牽引 首都圏案件や増税仮需 下支え

電線工業会がまとめた16年度電線ケーブル需要見通しによると、17年度の消費増税の仮需や首都圏大型案件など実質的に建販部門が牽引する格好となり、総量は71.1万トンと15年度見込み比で1.8% 増と2年ぶりにプラスになるとした。一方、15年度電線需要見込みは、電設向け建販需要のズレ込みと、電力を除き総じて低調なのが左右し、総量は69.85万トンで14年度対比で3.5% 減と3年ぶりに70万トンを割り込むとした。


金子コード 16FY 計画

中・新規ユーザー捕捉へ傾注 償還価格改定で減収営業減益

金子コードは16年度(16年4月~17年3月)、中国市場の電線ケーブル事業で新規のローカルユーザーの捕捉に傾注する。中国市場での日系機械・工作機メーカーの不振の影響を受け、15年の中国の電線ケーブル事業の売上高が横ばいで推移したため。16年度連結業績予想は、メディカル事業で国が定めた医療機器の価格 (償還価格) が2年に一度の改定の年に当たるため、減収・営業減益となる見通し。




最新号案内 | 次号案内 | バックナンバー | 定期購読とご購入

Copyright(C) ktc-densen.com All rights reserved.