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2016年2月29日

電線メーカーと流通の再編が続く


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効率化や業容拡大など色々 背景は需要構造の大変貌

ここにきて電線分野の流通・メーカーの再編が再び動き出した。メーカー系流通大手のフジクラ・ダイヤケーブルが建販分野などの製造も取り込み、昭和電線ケーブルシステムは電力ケーブルメーカー・エクシムを組み入れた。さらに関西の中堅電線メーカーもグループ内の再編を実施し、流通の双葉電線は神奈川県綾瀬市の機器用WHメーカー修喜産業を傘下におさめた。いずれも自社単体では業容拡大になる。ただ、親会社側からみると事業の効率化・合理化だったりするケースもあり、各社別に内容が異なる。一方、全社に一致するのは経営・需要環境の変化が背景にあることだ。


フジクラ 新社長に伊藤常務

長浜社長は代(取) 会長

フジクラは22日に取締役会を開き、新社長に伊藤雅彦取締役・常務執行役員を選出した。4月1日付けのトップ人事で、これにともない同日付けで長浜洋一社長は代表取締役会長となる。長浜社長は09年4月に社長就任。今年度で5年間の中期経営計画が終了し、来年度から次期中計をスタートさせる際に、社長の若返りを図ってその遂行体制を刷新する。


17年1月期 海光電業 売上高300億円へ再チャレンジ

16年1月期 年商285億円(0.4% 増)も減益
需要鈍化や銅価下落が響く

独立系大手電線問屋である海光電業の15年度(16年1月期)通期業績は、売上高が285億円(前年度比0.4%増)と僅かに前年をクリアし過去最高で6期連続の増収を計上。ただ、昨年秋以降の電設分野など建販需要が伸び悩んだほか、銅価の大幅下落などがあり、売上高は当初計画通りには達しなかった。これに四国営業所の開設や固定費の上昇などが重なり、利益は黒字も減益を計上した。一方、同社は売上目標300億円を再チャレンジ・必達として、増益確保を目指す16年度(1月期)の新事業方針を打ち出した。


日立金属 代表執行役に大塚氏

村上氏は新執行役

日立金属は、24日に開催した取締役会で代表取締役および執行役の異動を決めた。4月1日付け。新任の異動では、代表執行役に大塚眞弘氏、執行役に村上和也氏が就任する。


15年11月・12月通関実績 光ケーブル、台・中東向けに好調

輸入 中国2ケタ減続く

財務省がまとめた15年11月度の電線・ケーブルの通関輸入実績は、2万9千779トン(前年同月比8.6% 増)と2カ月ぶりに増加した。輸入金額(CIF) を見ると為替の関係等もあり、同9.3% の増加となっている。
品種別では、全輸入量の95% 以上を占める絶縁電線ケーブルが2万9千133トン(同9.2% 増)と2ケタ近い伸び。中国からの輸入減少が続いている反面、フィリピンやインドネシア、ベトナム、タイからの輸入増が続いている。このほか裸銅線は490トン (同11.7%減)、裸アルミ線が91トン (同24.2%減)となった。
地域別では、アジアからの輸入が全輸入量の98% 以上を占め、11月度は2万9千411トン (同8.5%増)だった。国別に見ると、1位は中国も8千872トン(同12.2%減) と2ケタの減少で推移。次いでベトナム7千666トン(同16.6%増)、フィリピン4千207トン(同40.3% 増)などと続いている。
一方、12月度の通関輸出実績は、1万2千186トン(同20.7% 減)の5カ月連続のマイナスとなった。輸出金額(FOB)では同6.8% 減少した。




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