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2015年10月5日・12日

成長国の光市場へ、大手3社の狙い


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国内外で最適地生産 輸出量は内需の8倍

電線工業会によると今年7月まで光ファイバ輸出は、連続6カ月伸び6月には380万kmC(前年同月比48.0%増)と史上最高で、輸出は内需の8倍強に及ぶ。7月も史上2番目で古河電工、住友電工、フジクラの大手3社はほぼフル稼働している。一方、世界の光ファイバ需要は年約3億kmC。最大市場中国の鈍化を欧米や東南アジア、中東等の成長国が補う。大手3社は中国市場を睨みながら、この成長国の需要捕捉に傾注する。


増収も粗利率増えず

全国電販当面問題 価格低下、過剰サービスなど 薄利多売、競争激化が続く

関東電線販売業協同組合がまとめた15年度組合業態調査アンケートによると、15年度の粗利率見込みは「増加する」が30% 、「横バイ」が34% 、「減少する」が33% と回答し、売上高が増えても粗利率が増えない厳しい市況にあり、販売価格のダウンと競争激化が主因のようだ。また、全国電線販売業者連合会・業況調査アンケート結果も発表し、当面の業界問題は粗利の確保、価格低下、過剰サービスがトップ3で突出した。


NTT-AS研「つくばフォーラム2015」
出展メーカー各社の注力製品(順不同)

NW支える新製品・技術 電線関連も多数出展

今年で43回目となる「つくばフォーラム2015」が、今週15~16日の2日間、茨城県つくば市のNTTアクセスサービスシステム研究所(AS研)構内等でいよいよ開催する。
出展社数は前回より4社増加し、116社(NTTグループ22社、ITEA17社、線材協会36社、CIAJ36社、その他5社)となった。例年、この「つくばフォーラム開催」に合わせ、ネットワークを下支えする新製品や新技術の開発が行われるなど、出展各社が注力する展示会の一つとなっている。来場者も1万人以上が想定されているため、ビジネスチャンスの場として大きな期待が寄せられている。
電線関連企業からは、住友電工や古河電工、フジクラ、日立金属などの大手企業から中堅各社が数多く出展する。実機を展示したり、デモンストレーションを企画するなど、来場者やユーザーに広くアピールしていく予定でいる。


礎電線 熱硬化・低温接着両立融着材を開発

低温で高接着力、低コスト 二次加熱で硬化し巻易い

礎電線では、自己融着線向けに新配合のワニス用「熱硬化・低温接着両立融着材」を開発し近々、上市する。エポキシ系ベースのワニス融着材で①低温接着ができ②高接着力を備え③二次加熱で高温接着力を得るという、三位一体の特徴を実現した。自己融着線(平角線含む)に最適で工程削減や高温時絶縁性能のアップを図り、しかも巻きやすい。従って巻線にする際、加工性が高く原価を低減でき、さらに巻線後のコイルの安定性と信頼性の向上が図れる。家電・電子機器・自動車・医療関連向けモーターやトランス、ICカード用途等に打って付けで需要増が期待できそう。


15FY需要見通し改訂 日本電線工業会調べ
国内光ケーブル610万kmコア(11.8%減)

19FY予想 580万kmコア、続く微減 キャリア向け飽和状態

電線工業会がまとめた15年度国内光ケーブル需要の改訂見通しによると、公共関連で官公庁用途の下振れがあるものの鉄道に支えられやや伸長する。この一方で一般民需が建販やCATV向けに健闘するが前年度を下回った上に、主力の公衆通信で通信事業者の光投資が一段落し低調なため、総量は610万kmCで前年度比11.8% 減、当初比6.3% 減で0.4ポイント下回った。特に、公衆通信が当初予測以上に減り、1998年度の590万kmC に近い水準で険しい情勢が続くとした。




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