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2015年8月31日

建販需要秋中盤に ピークの山、高い見通し


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ドラムやや増産も、品薄感
輸送、切断加工コスト高が課題

建販需要は秋中盤に掛け集中し、大きく膨らみそうな情勢にある。反面、その際にエコ電線等の品薄と同時に、電線ドラムや電線切り分け加工、輸送トラックの手配・確保も懸念される。銅価下落で一時的に電線需要が鈍ったため本格的な需要期に、その皺寄せも重なりピークの山は一層高くなる見通し。連鎖しドラムショートへの対応、電線切り分け加工の人員確保や輸送頻度増への負担が一段と重くのし掛かりそうだ。業界筋ではこれを見越し、6月から新ドラムの先行手配に乗り出すケースも散見される。


昭和電線CS
電力ケーブルメーカーエクシムを10月1日に吸収合併

昭和電線ホールディングス(昭和電線HD)は26日、昭和電線ケーブルシステム(昭和電線CS)が、エクシムを10月1日に、吸収合併することが決まったと表明した。
いわば両社とも昭和HDの子会社。昭和電線CSが存続会社でエクシムを吸収する。同日の取締役会で決めた。
昭和電線HDは合弁出資者である三菱電線との間で、エクシム保有株式の全てを譲り受ける株式譲渡契約を締結した。エクシムへの三菱電線による株式の出資比率は14.9%。


トップインタビュー 日本伸銅協会 松下彰会長

アクP・フェーズ2推進 伸銅品需要 秋口の回復で80万トン

日本伸銅協会の新会長に就任した松下彰氏(UACJ 銅管社長)は、今年度、重視する取り組みとして「アクションプラン・フェーズ2を推進することだ」とした。さらに「国際展開に対する支援として、中小会員への人材育成や法律面、関税の面など、サポート・支援する仕組みができればいいと考えている。さらに経産省が進める"金属産業競争力強化プラン"があるが、これに積極的に対応していきたい」と述べた。また今年度の伸銅品需要見通しについては「全体的には秋口以降に伸銅品の回復が期待でき、15年度は80万トン前後が望めるだろう」と述べた


三州電線 抜群の伸びがある『圧縮撚線導体』を開発

屈曲特性と柔軟アップ 伸び率 素線10%超、平均15%超

三州電線は、抜群の伸びがある圧縮撚線導体『ECKK』を新開発し、4品種を製品化して、上市をスタートした。
これは規格公差内素線径、錫めっき軟銅線あるいは裸軟銅線を素線に12本~50本の撚り後、各素線伸び率を10.0% 以上、平均伸び率15.0% 以上を実現し、屈曲特性と柔軟性のアップを図った。なおかつ導体外径の細径化を実現した。それによって電線ケーブルの各種コンパウンドの被覆材料を低減し、ケーブルの端末加工効率の向上が図れる。
用途は自動車用各種電線ケーブル、キャブタイヤ/FA/ロボットケーブル、基盤内配線/各種機器用電線ケーブル、アミューズメントや医療用各種ケーブル、その他の電線などがある。
この中には、テフロンやフッ素樹脂、ピーク樹脂など特殊コンパウンドを被覆材に用いたケーブルも多い。フッ素樹脂などにはkg当たり10万円前後するケースも稀では無く、そうした被覆材料の大幅な削減も可能にした。
さらに曲げやすいため、コネクタアセンブリも簡単で楽に行える。また、同時に電線ケーブル自体が柔軟性に富み、衝撃性に強いため、工作機械向けはもちろんのこと舶用船・航空機・鉱物資源開発用電線ケーブルなどにも適用できる、画期的な圧縮撚線導体といえる。
なお、今回の圧縮撚線導体・素線が同社の独自ノウハウである他、撚線の撚り合わせピッチなども特有な技術といえるだろう。


日本電線工業 ジェイマックスに社名変更、9/1から

日本電線工業は、9月1日から社名を変更する。新社名はJMACS(ジェイマックス)株式会社。ただし、住所、電話番号等は変わらない。
社名変更の目的は、業容拡大。長年培ってきた電線分野の技術などをベースに、電線ケーブル分野のみに限らず、非電線分野の事業も伸ばし、主柱を増やして企業基盤を強化させる。特に、これを切っ掛けに非電線事業を一層強化し、5年後には総売上高に占める非電線事業の売上高比率20~30%を目指す。
そのさなか同社は既に、非電線分野の商材拡販に向け昨年、新規事業室を開設し、今年3月にアクロス社(神奈川県茅ヶ崎市)から事業の経営権を譲り受け、体制の強化を行った。アクロス社は照明機器・産業製品などの開発販売と受託開発等の事業を営んでいたが、今後は受託開発に注力したソリューション事業の促進を図る意向だ。また、ユーザーへの社名変更の通知は2カ月ほど前から実施し、HP上でも開示している。




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