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2015年8月10日

大手電線メーカー4社 第1Q業績 分れる明暗


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海外向け光ファイバ、電子が増加
下期収益は 全社 大幅伸長

大手電線メーカー4社の15年度第1期四半期連結業績が出揃った。営業損益ベースでみると住友電工、古河電工、フジクラは増収増益、昭和電線が増収損失を計上した。各社とも筋肉質な体質改善や統合再編・買収等を図る中、円安継続で概ね光ファイバ事業が海外向けで健闘したものの、電力等の電線ケーブルの収益性でやや苦戦し、電子や自動車分野での事業展開などで明暗が分かれた。ただ、15年度スタートで伸び悩む企業が多いが、通期では軒並み大幅増益に伸長する見通し。


住友電工中間予想 WH 好調で売上高1.45兆円(史上最高)

10%増収、営業益14%増

住友電工の15年度中間期(4~9月)連結予想は売上高1兆4千500億円(前年同期比10.6%増)、営業利益550億円(同14.8%増)、経常利益630億円(同5.9%増)、当期純利益300億円(同61.9%減)と、従来通りで大幅な増収増益。中間期売上高は過去最高を更新の予想。要因は5事業全てが増収になる中で特に、北米拠点などで車用WHが好調なことに加えFPC、電子デバイスが携帯端末に好調なほか、光電子デバイスも健闘し、産業素材全般も下支えした。営業利益は売上高増にエレ事業の黒字化と原価償却が進み、コスト削減が寄与するとした。


カナレ電気 国内放送局、海外中東に注力

売上高111億円目指す(過去最高)

カナレ電気は今期(15年1~12月)、国内では放送局の設備更新需要等の捕捉に注力しており、海外については、需要増大が見込める中東やインド向けを中心に事業展開する。今期は過去最高の売上高111億6千万円(前期比10.1%増)、営業利益17億4千500万円(同8.2%増)を目指す。
国内の放送局は、00年~03年頃に導入された地デジ関連の設備が、東京五輪等の開催も重なり、14年末から更新時期を迎えている。キー局、準キー局では、4K・8K対応を含めて光化(SM光ファイバ中心)も進む見通しとなっている。
前期には民放キー局の大型案件を補足しており、今期も複数の放送局の更新需要を捕捉している模様だ。更新需要は、公共・民放含めてキー局→準キー局→ローカル局の順で進むことから、20年ごろまで継続すると見られている。


三葉製作所 ユニテックJ 電線製造で高生産効率と高品質を実現

ルーネ非接触 独・温度計測器 自動の束取結束装置

ユニテック・ジャパンが手掛ける独・Lune(ルーネ)社製の各種電線ケーブル製造用「非接触温度計測器」と、三葉製作所のAV線等の生産ラインに組み込む「自動束取結束装置」が電線メーカーの製造担当者達から話題を呼んでいる。ルーネ社の機種は非接触の温度計で、三葉製作所の束取結束装置といずれも用途は違うが、双方とも導入すると生産効率がアップし、高品質な電線製造に最適なマシンということでは一致した。


古河電工 ファナック 高出力LDMで合弁 FFレーザー社を設立

古河電工とファナックは4日、産業用光ファイバレーザの基幹部品である高出力レーザ・ダイオード・モジュール(LDM)の開発、製造を行う新会社「FFレーザ」を7月31日に設立したことを表明した。
両社は、切断や溶接用途として、金属加工分野で急速に普及が進む光ファイバレーザの基幹部品であるLDMの合弁会社設立に15年4月に上期中の設立で基本合意し、準備を進めてきた。合弁会社には、ファナック、古河電工が各50%出資し、両社から役員を選出。新会社は、ファナックの自動製造技術、古河電工の高出力半導体レーザ技術という両社の技術力を融合し産業用高出力LDMの量産を進めるとともにLDM高出力化を目指す。




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