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2015年6月15日・22日

エコ電線ニッチも史上最高


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下期から需要増が加速 漂う生産面での懸念

ニッチな市場だがEM電線・ケーブル(エコ電線)の躍進が続く。12年度以降、出荷数量ベースで毎年度のように史上最高を達成し、14年度も4万2千224トン(前年度比4.3%増)と記録を更新した。この14年間で2.3倍強まで成長した。要因は、環境配慮で各種の再開発や大型案件と官公庁案件などでエコ電線需要が活発なため。下期に向け、建販・電設分野と連動し、さらに需要増が加速して、品薄感の懸念も漂う。


トップインタビュー 矢崎エナジーシステム 矢崎航社長

16年6月期 通気見通し 電線は2%増収の910億円で増益 沼津製作所の建替を検討

矢崎エナジーシステムの矢﨑航社長は「15年6月期の通気連結(国内)業績見通しは、売上高約1.34千億円で前年度比3%増。計画比では増益だが前年度比は減益とした。うち電線事業は出荷銅量が同6%増え、売上高約900億円で同9%増の見込み。16年6月期同電線事業計画は策定中だが、出荷銅量同3%増、売上高910億円で同2%増、営業増益を目指す」とした。また製造面で「沼津製作所の再構築に向け調査検討を開始し16年頃に具体的に決める。耐震策を念頭に建替の予定であり、受注情勢や建販市場でのシェア等を鑑み設備更新も考える。現状、富士工場との連携で設備集約や、それで残った土地の有効活用も思案する」とした。


中国電線市場 アルミ電線、認可で席捲 変わる勢力図

【中国・広州発】6月9日から12日まで、中国・広州市で「ワイヤーアンドケーブル広州」(=W&C広州、主催:メサゴ・メッセフランクフルト社)が開催された。前回と同様にアルミ合金電線の出展が目立っていたが、従前のアルミ電線メーカーはすでに凋落。国家標準認可を受けたレアアース(稀土)高鉄濃度アルミ合金電線メーカーが会場と市場を席捲しており、業界の勢力絵図を大きく変えつつある。


JECTEC 15FY成果報告・施設見学会 & 総会を開く

鉄道車両ケーブル用試験充実 電線の国際規格・整合化を支援

電線総合技術センター(JECTEC)は12日、15FY成果報告会・施設見学会及び定時総会・懇親会を静岡県浜松市のJECTECなどで開催した。14FYの会員数は95社(正会員67社、賛助会員28社)で、正会員2社が入会して2社退会し、賛助会員3社が退会した。14FY業績は①鉄道車両用電線・部材の火災安全性試験などの新規顧客の獲得や②原発用ケーブル向け垂直トレイ燃焼試験等の大幅な需要増に対応し、経常収益5.1億円、経常費用4.44億円で当期経常6.6千万円増を計上した。


住友電工 単体でミャンマーへ ヤンゴン支店を設立

住友電工は17日、同社グループ・タイ子会社のSumitomoElectric <Thailand> Ltd(=スミトモ・エレクトリック・タイ社)が、ミャンマーのインフラ案件の獲得に向け市場調査等を行うため同国ヤンゴン市内に支店を設立し、業務を開始したと表明した。
この同タイ社のヤンゴン支店の登記は4月23日だが、実質的な設立は6月10日。社員は邦人と同国人の2人。同国への進出は住友電工単体では初めて。




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