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2015年2月16日・23日

15年も快進撃が続く、エコ電線


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右肩上り官公需案件 東京五輪、再開発など期待

EM電線・ケーブル(エコ電線)の快進撃が続く。暦年(1~12月累計)出荷ベースで毎年のように史上最高を達成し、14年も4万2千804トン(前年比11.2%増)とあっさり記録を塗り替えた。勢いは15年も継続し過去最高を更新しそうだ。背景は官公庁案件等でエコ電線需要が活発なため。建設業連合会(会員98社)がまとめた14暦年(同)官公庁案件受注は5.16兆円(同37.9%増)と好調で、この際、発注してから電線の敷設迄には数ヶ月以上かかる点にある。今後、様々な都市再開発、東京五輪開催等を控え、ニッチだがエコ電線市場への期待感は高まるばかり。


トップインタビュー 沖電線 来住晶介社長

モガミ営業黒字、高水準継続 FA用海外向けを強化

沖電線は、モガミ電線の全株式を1月14日に取得、完全子会社化した。世界に通用する『ニッチトップ』の電線メーカーを目指す沖電線と業務用オーディオケーブル製造分野では世界トップクラスだが、後継者が不在で事業継承者を探していたモガミ電線。この両社の思惑が一致し、今回の合意に至った。電線新聞のインタビューの中で来住晶介社長は、「当社のメリットも重要だが、日本発のブランドと製造現場を守りたかった」とも語る。モガミ電線の完全子会社化の内幕を来住社長に聞いた。


そこが聞きたい フジクラ 笹川明常務執行役員

自動車電装15FY見通し
売上高1500億円(300億超上ブレ) 技術開発加え新顧客開拓

フジクラの笹川明・常務執行役員自動車電装カンパニー副統括は「15FY中計目標の売上高を300億円超上振れし、1千500億円以上達成を見込む。今後は技術開発を加え新規顧客開拓も海外各拠点で促進する」とした。また、グローバル製造戦略で「下地造り構想は各拠点の規模を除き15FY迄に①EMEA(欧州エリアでアフリカ、中東、露等含む)②米州③アジアの全3ブロック合計で18カ国(営業拠点等も含む)体制が整う」とした上で、次の海外顧客開拓で日系を軸にしたアジアにも傾注する。そうした中で15FY最重要課題は「印、中国等で18、19年モデル車種の受注を伸ばしながら、アジアセンターをキチッと立ち上げていくことにある」と述べた。


12月主要部門別出荷 日本電線工業会調べ
総計6万t 弱も3%減、増税仮需 が左右

建販は2.98万tで高水準 15暦年72.8万t (4.0%増)

電線工業会がまとめたメタル電線主要部門別出荷数量の14年12月分実績及び15年1月分推定によれば、12月分実績は、13年同月あたりから増税仮需が発生しこれが響き、電力を除き6部門が前年割れで総計5万9千960万トンで前年同月比3.0%減と3カ月連続で前年を下回った。
しかし、6万トンレベルの数値は低くなく、健闘。建販分野等の電線メーカーではフル生産の企業も多い。
この結果、14暦年(1~12月累計)は建設電販が34.38万トンで前年比4.7%増加するなど7部門中で電気機械、その他内需、輸出の4部門が増加し、総量は72万8千315トンで同4.0%伸びた。08暦年の81.58万トン以来の数字で、これとの差があるものの、09年を底に、緩やかに伸び13、14年は70万トンを上回った。


ビスキャス 古河電工が海外海底線取得
フジクラは架空線を譲り受け

古河電工とフジクラの折半出資による電力ケーブルメーカー「ビスキャス」(佐久間進社長)は、同社海外事業のうち、地中送電線と海底送電線事業を古河電工に、架空電線事業をフジクラへ、それぞれ切り出し、いずれも4月1日に譲渡することになった。
譲渡金額は非公表。同時にビスキャスから譲渡対象事業となる営業、工事施工、技術・設計開発の人員も古河電工とフジクラ両社へ移管される。




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