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2015年2月9日

電線大手4社3Q 全社が営業黒字も


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雪害や得意分野 製品の温度差で 『明暗』鮮明に
住友電工とフジクラ 好調

大手電線メーカー4社の14年度第3四半期連結決算が出揃った。雪害などの特殊要因や円安があり、各社の得意製品分野での寒暖の差もでたものの、全社が営業黒字を確保した。そうした中、フジクラはエレクトロニクスと自動車電装で売上げを伸ばし、エレ事業の採算性の改善で利益を大きく増やしたのが目立つ。住友電工はWHを筆頭に幅広い自動車製品への展開や顧客層の厚さで堅実に業績を拡大し売上高、営業利益で史上最高に達した。対照的に古河電工は雪害等が響き、昭和電線も上期の建販のコスト高や電力事業等の鈍化が左右し、両社とも伸び悩み、明暗を分けた。


中堅8社3Q決算 7社増収・6社営業増益

建販、機器・機械向け伸長 増収と円安で営業増益

中堅電線メーカー8社の15年3月期第3四半期決算が出そろった(一部・暦年ベース、非連結で2月期、オーナンバは決算期変更のため前年同一期間増減率を記載)。増収増益(営業利益ベース、以下同)は6社、増収減益1社、減収減益1社となった。増収7社は、建販需要の回復や機器・機械等向けに主力の電線ケーブルが伸びた。また新製品の投入も寄与し、増収につなげている。東特電線は情報機器事業の吸収分割等により減収。営業利益は、増収による押し上げと円安効果が主要因で6社が増益。オーナンバは円安により海外子社から製品仕入コストが上昇し減益となった。


トップインタビュー 三ツ星 塚本聡一郎社長

新生2CT等で販促展開 キャブタイヤシェアアップ戦略

三ツ星の塚本聡一郎社長は、本紙・取材の中で「08年秋口のリーマンショック以来、キャブタイヤの販売量は3割近く落ち、その後、微増ながら回復基調にあるが、リーマン前迄に至っていない。また、ゴム電線ケーブルを軸に今後は、市場が縮小傾向になる模様」とした上で「リーマン前の生産量に戻すため既存のゴム・キャブタイヤとともに新生2CT等の新製品を市場投入しシェア・アップを基本戦略に同事業推進を図る。主に地方のダム、橋梁、山裾の土砂止めコンクリート固め工事等の公共事業向けを伸ばしたい」と述べた。また、塚本社長は「先行き、中国や東南アジアの市場開拓が急務。当社の比国やタイの拠点を核に積極展開する」とした。


住友電工 FTTH技術を業務用ネットワークに適応

住友電工はこのほど、FTTH技術を応用し、工場やオフィス、商業施設用ネットワークに適応させた配線ソリューション「SmartGP」を開発した。初年度の売上目標は5億円を見込む。
住友電工システムソリューションと共同開発した「SmartGP」は、シンプルで柔軟な運用を実現。簡単で安く、断線時でも瞬時の復旧が可能なネットワークインフラを構築できる。最大の特長は構成機器がGE-PON OLUとONUだけのシンプルな構成になっている点。クロージャによる幹線分岐のため、機器収容スペースや温度管理、電源管理も必要ない。すでにFTTH関連製品として実績のある機器を採用しているため、ネットワークを安価で構築でき、増設時に必要になる機器はONUだけでよい上、増設エリア付近にクロージャがある場合は、ドロップケーブルを配線するだけで、簡単に工事が行える。ネットワークは、無中継で最大20kmの伝送が可能。


日鉄鉱業の新社長 佐藤副社長が昇格

日鉄鉱業は、1月30日に開催した取締役会で、佐藤公生・副社長が社長に就任する人事を決めた。4月1日付。松本六朗・社長は代表権のない取締役に就く。




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