近年の世界的な通信トラフィック急増を牽引しているのは、疑い無くスマートフォン・LTEといった高機能モバイルの爆発的普及と言えるだろう。もちろん、それは日本に於いても例外ではなく、所謂「ガラケーからスマホ」への転換が進展しており、主要携帯キャリアは先を争うように携帯基地局の建設とバックボーンの強化を行っている。また、将来の5Gに向けて日本市場は、アメリカ市場や韓国市場とともに期待を集めており、2020年に向けたロードマップが注目を集めている。
そのような状況下で、5/25〜27日に東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2016(WTP 2016)」は、無線通信の技術や研究開発を進める企業・大学・機関のビジネスマッチングの場と位置付けられている。今年のトレンドはどのようなトピックになっているのか。本特集では「WTP 2016」の出展製品を紹介しながら、光と無線の連携、そしてワイヤレスの最新動向に迫る。