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2011年2月号
特集1

期待の高まる光コネクタ市場

OPTCOM2011年2月号
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「悪い話は聞かない」― 光コネクタを扱う主要メーカの大半が異口同音に話す。ただしこれは北米やアジア市場を指したものだ。通信トラフィック急拡大によって、北米や中国などを中心にデータセンタ需要が急増しており、ここで使われる光コネクタ市場は成長トレンドに入っている。
一方、閉塞感漂う国内マーケットにおいても携帯基地局の需要など確実な投資が見込める分野があり、ここに投入する光コネクタはワールドワイドでも需要の伸びが期待されている。特に防水コネクタ市場は好調で、各社の競争はより激しさを増している状況だ。
そして面白いのが光インターコネクション。ノイズレスという光伝送の特性により、画像伝送等の高速信号伝送によるEMCノイズというメタル配線での問題を解決できることから、従来のテレコムやデータコムのみならず、産業機械や医療分野での普及も期待されている。
今回の特集では光コネクタを扱う各社から話を聞き、戦略や注力製品を探った。


special Report シリコンフォトニクス技術と低消費電力化

SiGe導波路コアにより低消費電力光スイッチ実現

富士通研究所は、シリコンフォトニクス技術を採用した光スイッチで世界で初めて導波路にシリコンゲルマニウム(SiGe)を用いることで、従来のシリコン(Si)細線構造の光スイッチに比べて、消費電力を約2分の1に低減した。
大規模化は今後の課題だが、スイッチ素子の低消費電力化に成功したことで、ネットワークの総電力1,000分の1に低減する大規模光スイッチ実現に道を拓いたとえる。


special Report スイッチ/ルータベンダの戦略

アラクサラから見えるデータセンタ市場

日立製作所とNECの資本と技術を統合して設立したスイッチ/ルータベンダ、アラクサラ(AlaxalA Networks Corporation)は、日立系列の他のスイッチベンダと比べるとアグレッシブな戦略に欠けるように見える。元々アラクサラのターゲットカスタマーはサービスプロバイダとエンタプライズであったので、顧客の事情に合わせた戦略を立てているのかも知れない。
ではアラクサラは、データセンタ市場を分離して1つのターゲット市場と捉えているか。
今回のレポートは、データセンタ市場に対する同社の戦略が固まりつつあるのかどうか、同社の競合ベンダに対する差別化ポイントは何か。この2点に絞って、営業本部マーケティング部部長、倉本雅之氏、製品開発本部先端技術企画部部長、黒崎芳行氏、マーケティング本部シニアエクスパート、新井一成氏に聞いた。









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